シロツメクサ (白詰草) - 花の名前を調べる
白色のシロツメクサの様子

シロツメクサ (白詰草)

Trifolium repens

読み:トリフォリウム・レペンス

コモンネーム:
White Clover (ホワイト・クローバー)

ヨーロッパ原産の帰化植物で常緑性の多年草。 空地や道端などさまざまな場所で見られる。 ヨーロッパを代表する牧草の一つで日本にも牧草として明治時代に輸入された。 白詰草の名前はそれより昔、江戸時代にオランダから輸入されたガラス器に 緩衝材として乾燥させたシロツメクサが詰められていたことから白詰草と呼ばれる。

白色のシロツメクサの花 (撮影日:2023年10月16日)

2023/10/16 …(1-1) (秋・日なた・地植え)

白色の花

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花序は花柄のある小花が多数つく総状花序で 多数の小花が集まって球形となる。 花は外側から内側へと咲く。

シロツメクサの花 (撮影日:2023年10月16日)

2023/10/16 …(1-2) (秋・日なた・地植え)

蝶形花の様子

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小花は蝶の形をした花弁5枚の蝶形花で萼筒は先端が5裂する。 花弁は大きな旗弁が1枚に左右のひらひらした翼弁が2枚、 その中央に2枚の舟弁(竜骨弁)がつき、おしべめしべはこの舟弁に包まれている。

シロツメクサの花 (撮影日:2023年10月16日)

2023/10/16 …(1-3) (秋・日なた・地植え)

伸びる花柄の様子

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咲き始めの花柄は短いが時間と共に伸び、やがて垂れ下がるようになる(1-4)

シロツメクサの花 (撮影日:2023年10月16日)

2023/10/16 …(1-4) (秋・日なた・地植え)

果実の様子

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できる果実はマメ科特有の豆果でシャジクソウ属の果実は枯れた花と萼に包まれている。 外側から中心へと咲くため受粉し咲き終えた花は外側から順に垂れ下がる。

開花時のシロツメクサの株が芝生に群生する様子 (撮影日:2023年10月16日)

2023/10/16 …(1-5) (秋・日なた・地植え)

群生する様子

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草丈は高さ10cm~20ほど。 道端や空地、芝生などの日当たりの良い場所で見られる。

シロツメクサの四葉のクローバー (撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(2) (夏・日なた・地植え)

四葉のクローバー

学名にあるTrifoliumは3つの葉を意味しシャジクソウ属の植物は三つ葉のクローバーとしても知られる。 葉は3出複葉で小葉は円形~倒卵形。フチには細かい鋸歯があり葉の先端はへこむ。 葉の中央にV形の模様が入るものも多い(1-1)

シロツメクサの常緑の葉が広がる様子(撮影日:2021年3月03日)

2021/03/03 …(3) (春・日なた・地植え)

早春の様子

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寒くなると葉は小さく密集して広がる。草丈も葉が地面に張りつくほど低くなって越冬する。

春に咲いているシロツメクサの花 (撮影日:2021年4月21日)

2021/04/21 …(4) (春・日なた・地植え)

春の開花の様子

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春から秋にかけて花茎を上に伸ばし球状の花をつける。 シロツメクサはこの長い花茎を編んだ花冠としても知られる。 春先の開花時は葉がまだ小さいことも多い。

開花時のシロツメクサの花の様子 (撮影日:2023年10月16日)

2023/10/16 …(1-6) (秋・日なた・地植え)

秋の開花の様子

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