総状花序

長く伸びた花軸に花柄のある小花を均等につける 花のつき方(花序)を総状花序という。 よく似た穂状花序とは花柄の有無で区別する。 花柄は下に行くほど長くなるため、花序は円錐形~円柱形になる。
花は下から上へ、または外側から中心へと咲く。 花芽ができればどこまでも咲き続ける無限花序の一つ。

花軸が分枝しその先が総状花序となるものは円錐花序 (複総状花序)という。

図1 コバギボウシ(小葉擬宝珠)の総状花序

図1 コバギボウシの総状花序

画像は全てつぼみの状態のもの。花軸に小花が均等に並んでいるのが見える。 6枚の星形の花を円錐状につける。下から上に咲く。

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図2 エビネ(海老根)の総状花序

図2 エビネの総状花序

画像は全て開花しているもの。緑色の花柄が良く見える。 同じく円錐状に花をつけ下から上へと咲く。

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図3 ジギタリスの総状花序

図3 ジギタリスの総状花序

つぼみのものと開花しているもの。小花の付け根にが付いているのが見える。 花は同じく円錐状となり下から上に咲く。

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