苞 bract 苞葉、総苞、小苞 つぼみを包んでいる葉を苞という。つぼみを保護する働きをする。 主に緑色だがピンク色や白色など花弁のように見えるものもあり、これらは目立って虫を呼ぶ働きもしている。 図 大きなもの 800x600 ツユクサは大きな苞葉が花を包んでいる。 この苞は花後も残り果実を包む。 用語画像 > 索引 用語名 > 図 小さなもの 1024x768 タチツボスミレなどスミレ属の植物の茎には小さな1対の苞葉がつく。 このように茎や花柄などにつく小さな苞葉は小苞と呼ばれる。 図 糸状のもの ニゲラ・ダマスケナの白い部分は萼で、 その下や果実の周りにあるトゲトゲした部分が総苞となっている。葉も同じく糸状に裂ける。 図 花序の基部にあるもの 1024x768 花序の基部にある苞葉は特に総苞と呼ばれる。 セイヨウタンポポの緑の反り返っている部分が総苞片で、 タンポポはその反り具合が種類を判断する一つとなっている。 図 膜質なもの 1024x768 タマネギは1枚の膜質な総苞が花序の多数のつぼみを包んでいる。 図 葉に似たもの (緑色) 1024x768 カヤツリグサの花序の基部にあるものは総苞片で葉と同じような形をしている。葉は別に根元から生える。 図 開花後まもなく落ちるもの 1024x768 左上に見えるのが花のつぼみで、 シュウカイドウやベゴニアのつぼみは2枚のハート形の苞葉に包まれている。 この苞は開花と共に脱落する。 図 葉に似たもの (赤色) 1024x768 ポインセチアは赤や白に色づく部分が総苞片で 緑色の葉と同じような形をしている。花はその中央にトウダイグサ科特有の杯状花序がつく。 図 花弁のように見えるもの ハナミズキは白い大きな4枚が総苞片でその中心に花がつく。 写真の花は開花前のつぼみで、この丸い球がやがて開花する。 図 カサカサしているもの 1024x768 センニチコウは紫色のカサカサした質感の部分が多数の総苞片でその一つ一つに花がつく。