
ハギの仲間 (萩)
Lesoedeza spp.
レスペデザ
コモンネーム:Bush Clover
冬季落葉性の低木で山野の日当たりの良い乾燥した荒地で見られる。
背丈は高く2m程にもなり藪のように茂るが、冬は落葉し枯れたような姿となる(1-8)。
この枯れてしまったような古株から芽生える様子、生芽(はえぎ)(1-9)からハギと呼ばれる。
秋のお彼岸に食べるおはぎは、このハギの花が咲く頃としてお萩と呼ばれる。
また春のお彼岸のぼたもちはボタンの咲く頃として牡丹餅、ぼたもちと呼ばれる。
秋を代表する花でヤマハギは秋の七草の1つとしても知られる。
七草とはオミナエシ、オバナ(ススキ)、
キキョウ、クズ、ナデシコ(カワラナデシコ)、
フジバカマとヤマハギの7つでこれらは食べずに見て楽しむもの。
2024/06/19 …(1-2) (夏・鉢植え・半日陰)
蝶形花の様子
花弁は一番大きな丸い旗弁が1枚に、中央の濃いピンクの翼弁が左右から合わさるように2枚、 一番下の薄紫の舟弁(竜骨弁)が左右から2枚の計5枚つく。 舟弁の中にはおしべとめしべが入っている。
2025/06/04 …(1-4) (夏・鉢植え・半日陰)
舟弁から出た雄しべ
ハギはハナバチに花粉を運んでもらう虫媒花で、旗弁の中央には 濃い模様で蜜の在処を示す蜜標がある。ハチが舟弁に乗ると重みで舟弁が開きハチに花粉を付け、 他の花粉を受け取る仕組みとなっている。
















