キキョウ (桔梗) - 花の名前を調べる
紫色のキキョウの花

キキョウ (桔梗)

Platycodon grandiflorus

プラティコドン・グランディフロラス

コモンネーム：Balloon Flower (バルーンフラワー)

冬季落葉性の多年草。山地の日当たりの良い場所で見られる。 和歌で詠まれる秋の七草の朝貌(あさがお)とはキキョウを指すものと言われる。 秋の七草とは オミナエシ、オバナ(ススキ)、キキョウ、 クズ、ナデシコ(カワラナデシコ)、ハギ(ヤマハギ)、フジバカマの7つでこれらは食べずに花の美しさを楽しむもの。

海外では大きく膨らんだつぼみを風船に見立て(1-3)Balloon Flower (バルーンフラワー)とも呼ばれる。

雄性期のキキョウの花 (撮影日：2014年7月3日)

2014/07/03 …(1-1) (夏・地植え・半日陰)

雄性期の花

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花は合弁花で5枚の花弁が合着し1枚の花冠となっている。先端は5裂する。 先におしべが熟す雄性先熟の植物で、 おしべとめしべの熟す期間をずらすことで自家受粉を防ぐ仕組みとなっている。

雄性期の雄しべと雌しべ (撮影日：2013年7月10日)

2013/07/10 …(1-2) (夏・地植え・半日陰)

雄性期のおしべとめしべ

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おしべは5本で、雄性期にはおしべが熟し白色の花粉を出す。 中央の青色の部分がめしべで周りを囲むようにつく。

キキョウ (桔梗)(1-3) 雌性期の花 雄しべと雌しべの様子(撮影日：2016年7月11日)

2016/07/11 …(2-1) (春・鉢植え・半日陰)

雌性期の花

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めしべは5枚の心皮が合着して1本となった合生心皮で柱頭は5裂する。 雌性期になるとおしべは萎れて外側へ倒れ、めしべが熟して5裂した柱頭を開く。

キキョウ (桔梗)(1-3) 果実の様子(撮影日：2012年--月--日)

2012/--/-- …(1-3) (地植え・半日陰)

果実の様子

できる果実は倒卵形の蒴果で熟すと上部が5裂し外側へ開くようになる。

キキョウ (桔梗)(1-4) 果実を上から見た様子(撮影日：2012年--月--日)

2012/--/-- …(1-4) (地植え・半日陰)

果実を上から見た様子

中に黒い種子が入っている。種まきは暖かくなってきた4～6月頃か9月頃に行う。 他にさし芽や株分けで増やせる。さし芽なら同じく暖かい頃に、株分けは休眠期の2月～3月頃に行う。

キキョウ (桔梗)(1-5) 青色の花 横から見た様子(撮影日：2013年7月10日)

2013/07/10 …(1-5) (夏・地植え・半日陰)

横から見た様子

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萼も花冠と同じく5裂する。 葉は卵形でフチにはギザギザとした鋸歯がある。

キキョウ (桔梗) 実(1-6) 未成熟の実 全体の様子(撮影日：2013年9月23日)

2013/09/23 …(1-6) (秋・地植え・半日陰)

未成熟の果実の様子

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全体の高さは50cm～100cm程。茎は細く倒れやすい。

キキョウ (桔梗)(1-7) 紅葉する様子(黄葉) (撮影日：2013年11月23日)

2013/11/23 …(1-7) (秋・地植え・半日陰)

黄葉の様子

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寒くなると黄色く鮮やかに黄葉(紅葉)する。このあと葉を落とし地上部は枯れ休眠する。

キキョウ (桔梗)(1-8) 春の頃 花の無い時期(撮影日：2014年5月3日)

2014/05/03 …(1-8) (春・地植え・半日陰)

春の様子

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芽が出たころの葉は輪を描くように輪生状に付き、やがて対生となり 大きくなると互生するようになる。

キキョウ (桔梗)(1-10) (撮影日：2016年4月9日)

2016/04/09 …(2-2) (春・鉢植え・半日陰)

芽が出たころの様子

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