柱頭 (ちゅうとう)
めしべの一つで花粉を受け取る部分を柱頭という。
花粉がつきやすいように粘液を出すものや、粘液を出さずに花粉がつきやすい形状になっているものがある。
花粉を受け取ると受粉が行われ果実ができるようになる。

図 柱頭が不裂なもの
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サクラの柱頭は分かれず、閉じたり開いたりしない。
柱頭からはベタベタする粘液を出し虫からの花粉を受け取りやすくなっている。

図 柱頭が閉じているもの
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柱頭の先端が分かれるものは、咲き始めの未成熟な時や雄性期の時には閉じている。
ユウゲショウは雄性先熟のため、
咲き始めから雄性期までの間は柱頭が閉じている。

図 柱頭が開いているもの
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めしべが成熟すると閉じていた柱頭は開いて花粉を受け取るようになる。
ユウゲショウは柱頭が4つに分かれる。

図 分かれているように見えるもの
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ツメクサの柱頭は5つに分かれているように見える。
また花柱がほとんど見られず子房から直接柱頭が出ているようにも見える。
ツメクサは花柱が約5本つきそれぞれの先端に柱頭がある。