ゲンゲ (レンゲソウ) - 花の名前を調べる
ピンク色のゲンゲの花

ゲンゲ (紫雲英)

Astragalus sinicus

読み:アストラガルス・シニクス

レンゲソウ (蓮華草)、シロバナゲンゲ(白花紫雲英)

中国原産の秋まきの1,2年草で野生化している帰化植物。 ゲンゲの名前は漢名「翹揺(ギョウヨウ)」が転訛したものと言われ、一面に開花する姿を紫色の雲に見立て紫雲英と呼ばれる。 仏教で蓮華とはハスやスイレンの総称とされ花を蓮華の花に見立て蓮華草とも呼ばれる。

ピンク色のゲンゲの花 (撮影日:2016年4月1日)

2016/04/01 …(1-1) (春・地植え・日なた)

ピンク色の花

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花の蜜はレンゲハチミツとしても知られる。 ゲンゲは昆虫によって受粉する虫媒花で、同じ形の小花が多数集まり花を大きく見せ昆虫にアピールしている。

ゲンゲの蝶形花の様子 (撮影日:2016年4月14日)

2016/04/14 …(2-1) (春・地植え・日なた)

蝶形花の様子

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花は蝶形花で花弁は5枚つく。 上側の大きな旗弁が1枚に、 左右からおしべめしべを包む先端が濃いピンク色をした舟弁(竜骨弁)が2枚、 更にそれを左右から包むように白いひらひらした小さな翼弁が2枚つく。 旗弁の中央には蜜の場所を示す集中線の模様の蜜標がある。

ゲンゲの舟弁からでた雄しべと雌しべの様子 (撮影日:2016年4月14日)

2016/04/14 …(2-2) (春・地植え・日なた)

飛び出た雄しべ

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雄しべは10本ありその内9本が基部で合着している2体雄しべ。雌しべは1本つく。 昆虫が蜜を吸いに花に足をかけると押されて舟弁の中の雄しべと雌しべが飛び出し 虫に花粉をつける仕組みとなっている。は5裂する。

ゲンゲの葉の様子 (撮影日:2016年4月1日)

2016/04/01 …(1-2) (春・地植え・日なた)

葉の様子

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葉は奇数羽状複葉で互生する。 小葉は卵形で先端はへこむ。

ゲンゲの熟したサヤの様子 (撮影日:2008年5月20日)

2008/05/20 …(3)

熟した果実

できる果実はマメ科特有の豆果で初夏ごろ黒く熟す。

開花時のゲンゲの株全体の様子 (撮影日:2016年4月14日)

2016/04/14 …(2-4) (春・地植え・日なた)

全体の様子

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草丈は高さ30cmほど。日当たりのよい道端や畑で見られる。

白色のシロバナゲンゲの花 (白花紫雲英) (撮影日:2016年4月14日)

2016/04/01 …(1-3) (春・地植え・日なた)

シロバナゲンゲの花

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Astragalus sinicus form. albiflorus

開花中のゲンゲの株、種を播いたもの (撮影日:2017年4月15日)

2017/04/15 …(4) (春・地植え・日なた)

種を播いたもの

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