苞葉 総苞

つぼみを包んでいる葉を苞という。
つぼみを保護する働きをする。
苞葉が花や花序の基部につく場合
特に総苞と呼ばれる。

主に緑色だがピンク色や白色の
花弁のようにみえるものもある。

関連項目
苞鞘
仏炎苞

図1 ツユクサの苞(露草)

図1 ツユクサの苞

ツユクサの苞葉は大きく花を包む様子が
よく確認できる。

ツユクサのページ

図2 セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)

図2 セイヨウタンポポの総苞

タンポポは総苞片の反り具合を見て
その種類を判断する。
総苞片が反り返るこの種類は
セイヨウタンポポ

セイヨウタンポポのページ

図3 ニゲラ・ダマスケナ(クロタネソウ)

図3 ニゲラ・ダマスケナの総苞
苞が細い糸状になるもの

果実を包むトゲトゲした部分が総苞。
葉と同じく細い糸状に裂ける。
白い花弁に見える部分は

ニゲラ・ダマスケナのページ

図4 ヤマボウシの苞(山法師)

図4 ヤマボウシの総苞
苞が花のように見えるもの

白い花弁のような部分が苞。
中央にある緑色の部分が花で頭状花序。

ヤマボウシのページ

図5 センニチコウ (千日紅)

図5 センニチコウの総苞
苞が花のように見えるもの

紫色のカサカサした質感の部分が総苞で
白や黄色に見える5枚が花。

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図6 ポインセチア

図6 ポインセチアの総苞
苞が花のように見えるもの

赤く色づく部分が総苞。
中央にある赤や黄色の部分が花で
トウダイグサ科特有の杯状花序。

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図7 ハナキリン (花麒麟)

図7 ハナキリンの総苞
苞が花のように見えるもの

赤い大きな部分が総苞で
中央に見えるのがトウダイグサ科特有の
杯状花序。

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図8 ハナミズキ(花水木)

図8 ハナミズキの総苞
苞が花のように見えるもの

白い大きな部分が総苞。
中央にあるのは頭状花序のつぼみ。

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