ナワシロイチゴの花托

花托

receptacle

花床 (かしょう)

花弁雄しべなどがつく部分を花托または花床という。 筒状となり子房を包むものや子房と一体化したものもある。

ナワシロイチゴ(苗代苺)(1-5) ピンク色の花 雌しべと花托の様子(撮影日:2023年5月27日)

図 花弁が落ちた後の花托

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花托には花弁やおしべ等がつくので開花中は花托が良く見えないものが多い。 ナワシロイチゴは花托に多数のめしべがつき、 この後果実期には上に伸びるようになる(図4)

オニノゲシの花托に残った痩果と冠毛の様子 (撮影日:2023年5月31日)

図 果実が飛んだあとの花托

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オニノゲシ果実タンポポ綿毛のように多数の痩果を放射状につける。 オニノゲシの花托はが飛んだあとに見られる。

図2 ジャーマンカモミール

図 上に伸びるもの (痩果)

ジャーマンカモミールの花托は開花と共に上へ伸びていく。

ナワシロイチゴの花托(撮影日:2022年5月27日)

図 上に伸びるもの (集合核果)

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ナワシロイチゴはキイチゴの一つで花托を中心に多数の核果をつける。

クサボケの花托(撮影日:2024年4月1日)

図 筒状のもの

クサボケの花托は筒状となり子房を包んでいる。

ヒオウギの花托 (撮影日:2023年7月21日)

図 一体化しているもの

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ヒオウギの花托は子房と癒合し一体化した作りとなっている。 花被片は一体化した花托 (子房) につく。