Scutellaria indica var. parvifolia
読み:スクテラリア・インディカ・パルビフォリア
ビロードタツナミ、コバノタツナミソウ(小葉立浪草)、シロバナタツナミソウ(白花立浪草)
常緑性の多年草。タツナミソウの変種で花や葉には白い毛が密生する。
花が同じ方向を向いて咲く姿(1-2)を波が立つ様子に見立てた立浪草に似て、葉が小さいため小葉立浪と呼ばれる。
2023/05/01 …(1-1) (春・地植え・日なた)
紫色の花
2021/05/02 …(3-1) (春・地植え・日なた)
花冠の様子
花:唇形花、2唇形
上唇の上部は大きく盛り上がり、おしべとめしべはここに入っている。
下唇は先端が3裂する。シロバナコバノタツナミの下唇には斑紋が無い。
2021/04/25 …(1-2) (春・地植え・日なた)
同じ方向を向く花
花は同じ方向を向いて咲く。立浪草の名前はこの姿を波が立つ様子に見立てたもの。 紫色の花の茎や萼は紫色をしている。
2024/05/02 …(2-3) (春・地植え・日なた)
残った萼の様子
花弁やおしべとめしべが落ちた後の、 開いている萼が見える。 この奥には子房があり、受粉すると萼が閉じ 熟すまで果実を包むようになる。
2024/05/20 …(2-6) (春・地植え・日なた)
未成熟の果実
果実:分離果 (4分果)
写真の果実は4つの内2つが大きくなっている。
果実は球形の分離果で、1つのめしべから4つの分果ができる。
雨が降ると皿状の萼が雨を受け、雨が当たる衝撃で種を弾き飛ばす雨滴散布を行う。
----/--/-- …(1-3) (春・地植え・日なた)
閉鎖花 (紫色の花の株)
花が終わると開花しない閉鎖花をつける。 白色の株(4-1)と同じく閉鎖花の花はほとんど白い。 閉鎖花はこのまま果実となる。
2024/05/02 …(3-2) (春・地植え・日なた)
白花コバノタツナミ
Scutellaria indica var. Parvifolia f. leucantha
コバノタツナミの白花種はシロバナコバノタツナミとも呼ばれる。
茎や葉は全て緑色をしている。