花弁 petal 花びらを花弁という。萼の内側にある小片で、主に大きく鮮やかな色をしており、 目立って虫を誘う働きをしている。 花弁が合着しているものなど花弁全体をまとめたものは花冠と呼ばれ、花弁と萼の区別がつきにくいものは花被と呼ばれる。 双子葉類の中で花弁がそれぞれ離れているものは離弁花、 複数の花弁が合着しているものは合弁花と呼ばれ、 単子葉類の中で花被片が合着しているものは合生花被と呼ばれる。 関連項目 合弁花 花冠 萼 花被 雄しべ 雌しべ 花の用語一覧 図 花弁が3枚のもの 1024x768 花弁は通常3枚から見られ、合着して1枚になったものは1枚の花弁の花との誤解を避けるため1枚の花冠と呼ばれることが多い。 トキワツユクサの花弁は3枚つく。 用語画像 > 索引 用語名 > 図 花弁が4枚のもの 1024x768 メマツヨイグサの花弁は4枚つく。 図 花弁が5枚のもの 1024x768 バラの花弁は5枚つく。 図 八重咲きもの 1024x768 八重咲きのバラなど八重咲きの花の花弁は雄しべが花弁状に変化している。 図 互いに離れているもの 640x480 ブラックベリーの花弁は互いに離れてつく離弁花で5枚つく。 図 合着しているもの 1024x768 ムラサキホタルブクロは5枚の花弁が合着して1枚となっている合弁花で花冠は5裂する。
