花被とは - 花の名前を調べる
キルタンサスの花被

花被

perianth

花蓋(かがい) 外花被、内花被 合生花被

花冠をまとめて花被という。 おしべめしべを包み保護する働きをし、また色鮮やかなものは目立って虫を呼ぶ働きもしている。 花弁と萼片の区別がつかないものによく用いられる。

花被片が合着しているものは合生花被と呼ばれる。

図 キルタンサスの花被

図 花被片に違いがないもの

1024x768

内側にあるものは内花被、外側にあるものは外花被と呼ばれる。 キルタンサスは内花被と外花被が同じような色や形をしており、これらは共に同じ働きを担っていると考えられる。 ヒガンバナ科ユリ科など単子葉植物に多く見られる。

図 ビオラの花被

図 花被片に違いがあるもの

1024x768

ビオラは内花被と外花被で異なった色や形をしている。 内側は特に花弁、外側は萼と呼ばれ、それぞれ別の働きを担っている。

ギボウシの筒状になっている基部の画像 (撮影日:2013年8月4日)

図 合着しているもの

1024x768

ギボウシの花被は基部が合着して筒状となっている。 このような花は合生花被と呼ばれる。