ノビル (野蒜)
Allium macrostemon
(Allium grayi)
読み:アリウム・マクロステモン
夏季落葉性の多年草で球根植物。葉や鱗茎は食用としても知られる。
蒜(ひる)とはニンニクの古名で、野に生える蒜として野蒜と呼ばれる。

2021/06/11 …(1-1) (春・地植え・半日陰)
薄ピンク色の花
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花は散形花序で柄のある小花を放射状につける。
花の基部には多数の茶色いムカゴ(珠芽)がつく(2-2)。

2025/05/28 …(2-1) (春・地植え・半日陰)
おしべとめしべ
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花被片は6枚で、内花被3枚に外花被3枚がつく。
おしべが6本とめしべが1本つくが、
ノビルの花は不稔と言われ、繁殖はムカゴの散布や分球によって行われる。

2025/05/28 …(2-2) (春・地植え・半日陰)
ムカゴの様子
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花の基部には多数のムカゴをつける。やがて地面に落ち発芽して新たな個体となる。

2013/05/17 …(3) (春・地植え・半日陰)
苞葉に包まれたつぼみ
多数のつぼみやムカゴは薄い膜質の苞葉に包まれている(6)。

2015/04/25 …(4-1) (春・地植え・半日陰)
収穫したノビル
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葉や鱗茎にはネギに似た強い香りと辛みがある。

2015/04/25 …(4-2) (春・地植え・半日陰)
ノビルの鱗茎
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左側に小鱗茎ができはじめている。

2024/04/14 …(5) (春・地植え・半日陰)
葉の様子
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葉は線形で根元から生える。夏ごろに地上部は枯れ休眠し、秋ごろに再び芽を出す。

2013/05/16 …(6) (春・地植え・半日陰)
全体の様子
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草丈は高さ100cmほどで、日当たりの良い空き地や土手などで見られる。