読み:ソンクス・オレラセウス
ハルノノゲシ(春野芥子)、ツバヒラクサ(都波比良久佐)
コモンネーム:Sow Thistle (ソウシスル)
地植え 雑草
耐寒性 日なた
種子まき こぼれ種
2008/04/12 11:37 …(1-1) (春・地植え)
花は多数の小花が集まって一つの花となる頭状花序で、
ノゲシは全ての小花が舌状花のみで構成される。
1つの舌状花には1本の雌しべとその基部に
5本の雄しべが合着して筒状となった集葯雄しべがつく。
雌しべの柱頭は2裂し、Y状の雌しべが多数並ぶ姿を見られる。
葉は卵形~楕円形でフチにはギザギザとした鋸歯がある。
できる果実は扁平な楕円形の痩果で
先端には白い冠毛がつく。
花がしぼんだあとそのままの姿で果実となり、
熟すとタンポポのように白い綿毛を開く。
日当たりと水はけのよい場所で良く育ち、こぼれ種でよく増える。
2008/04/12 11:38 …(1-1) (春・地植え)
よく似た姿のオニノゲシの鋸歯は硬く鋭く触れると痛いが
ノゲシの鋸歯は柔らかく触れても痛くない。
種小名のoleraceusは「食用となる」という意味で若い茎や葉はおひたしなどに利用される。
根生葉は羽状に深裂し長い葉柄を持ち、茎葉は無柄で丸く水平に茎を抱く。
古名はツバヒラクサで、この茎を抱いた姿を一か所開いた鍔に見立てた。