舌状花 (ぜつじょうか)

キク科の植物にみられる、花弁の先端が広がり
舌のような形になっているものを舌状花という。
セイヨウタンポポのように複数の舌状花のみで
構成される花や、
ヒマワリのように複数の舌状花と
複数の筒状花で構成される花がある。

舌状花の1枚の花弁
複数の花弁が合着して1枚になった合弁花

図1 セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)

(図1) セイヨウタンポポ 舌状花のみの花

セイヨウタンポポは複数の舌状花が集まって 一つの花になっている(頭状花序)
一つの舌状花には1本の雄しべ雌しべがつく

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図2 ヒマワリ(向日葵)

(図2) ヒマワリの舌状花と筒状花

ヒマワリは外側の複数の舌状花と内側の
複数の筒状花で一つの花となる (頭状花序)
ヒマワリの舌状花は生殖機能を持たない装飾花で 雄しべ雌しべは無い

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図3 ジャーマンカモミール

(図3) ジャーマンカモミールの舌状花と筒状花

ジャーマンカモミールも外側の複数の 舌状花と内側の複数の筒状花で 一つの花となる (頭状花序)
舌状花は雌しべだけを持つ雌性花

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