Juncus effusus var. decipiens
ヒメイグサ (姫藺草)
Lamp Rush, Soft Rush
常緑性の多年草で水生植物。 イグサの変種でイグサより小柄なものがヒメイと呼ばれる。 湿地や水辺で見られる。
2021/05/21 … (1) (春・日なた・地植え)
花は雌性先熟でまず花被は閉じたまま
めしべの柱頭が出て他の株から花粉を受け取り
受粉した後、次に花被が開きおしべが熟し花粉を出すことで
自家受粉を避ける仕組みとなっている。
2021/05/21 … (1) (春・日なた・地植え)
雌性期の花の拡大
緑色の部分が花被でフチは半透明の膜状。雌性期には閉じたまま
3裂した柱頭だけが顔を出す。
雄性期には雌しべは萎れ花被が開き雄しべが見えるようになる。
花被片は6枚で開くと星形になる。
2013/06/15 … (1) (夏・日なた・地植え)
未成熟の実の拡大
果実は蒴果で3稜ある卵形。
果実上部の3稜の縫合線から裂ける。
中には細かい種子が多数入っていて種子まきや株分けで増やせる。
果実を包んでいる花被は落ちずに熟した後も残る。
2014/06/18 … (1) (夏・日なた・地植え)
実ができ始めた頃 全体の様子
実ができ始めると粒々は茶色く見える。
写真の株が植わっている場所は夏の直射日光が当たる日なた。