Consolida ajacis
(Delphinium ajacis)
読み:
コンソリダ・アジャシス (デルフィニウム・アジャシス)
ヒエンソウ (飛燕草)
コモンネーム:Larkspur (ラークスパー)
ヨーロッパ原産の常緑または半常緑性の多年草で 全草特に地上部と種子に強い毒を持つ有毒種。 日本では夏の暑さに弱いため秋まきの1年草としても扱われる。 秋まきの場合、年を越して開花するため1,2年草または越年草とも表記される。 花の後ろには蜜を溜める長く突き出た距があり、 その距を鳥の尾に見立て、たくさんの鳥が飛び交う千鳥草と呼ばれる。 またこの花をツバメに例え飛燕草とも呼ばれる。 以前はオオヒエンソウ属に分類されたが 現在はチドリソウ属に分類される。
2022/05/19 …(1-1) (春・地植え・半日陰)
5枚の大きな花弁に見える部分は萼で
中央の色の薄い2枚が花弁となっている。
花の後方には蜜を溜める距が伸び、
長い口吻を持つチョウやハナバチが蜜を吸いに来る。
海外ではこの距をヒバリ(Lark)の蹴爪(Spur)に例え
Larkspur (ラークスパーと呼ばれる。)
2020/07/16 …(1-4) (春・地植え・半日陰)
熟した果実の様子
写真中央右に裂開した果実が見える。
果実は楕円形の袋果で先は尖る。
中には黒い種子がたくさん入っている。
全草と同じく種子にも毒がある。
2022/05/19 …(1-5) (春・地植え・半日陰)
花と距の間辺りに長い花柄があり
飛ぶ鳥を支えているように見える。
花は総状花序で、暖かくなると茎を上に伸ばし柄のある小花を多数つける。
背丈は高く1mほどにもなり切花にも向く。
2021/06/28 …(1-8) (夏・地植え・半日陰)
夏の様子
花はやや倒れてしまっている。
写真中央には未成熟の果実が、その両脇には開花中の花とつぼみが見える。
花は上から下へと咲く。