セツブンソウ (節分草) - 花の名前を調べる
白色のセツブンソウの花

セツブンソウ (節分草)

Eranthis pinnatifida
(Shibateranthis pinnatifida)

読み:エランティス・ピンナティフィダ
(シバテランティス・ピンナティフィダ)

夏季落葉性の多年草で球根植物。節分の時期に花が咲くため節分草と呼ばれる。 古くから西洋のセツブンソウなどと同じEranthis属とされるが、そこからセツブンソウやその近縁種を分ける説もあり、 セツブンソウはShibateranthis属ともされる。

白色のセツブンソウの花 (節分草) (撮影日:2009年2月14日)

2009/02/14 …(1) (冬・地植え)

白色の花

花弁のような白い部分は萼片で、 花弁は退化し蜜腺となって萼とおしべの間に並んでいる。 おしべが多数本に、めしべが2~6本ほどつく。 黄色のものが蜜腺、紫色のものがで、 キンポウゲ科の植物の多くが蜜を作らず多数の花粉で虫を呼ぶ中で、 セツブンソウは蜜と花粉の両方を作り虫を誘っている。

セツブンソウの葉の様子 (撮影日:2016年2月14日)

2016/02/14 …(2) (冬・鉢植え・半日陰)

葉の様子

花の下にあるのは苞葉花茎に葉は無く、葉は根元から出る。 夏の間は地上部は枯れ休眠し、冬ごろになると再び芽を出す。