ニリンソウ (二輪草) - 花の名前を調べる
白色の二輪草の花

ニリンソウ (二輪草)

Anemone flaccida

読み:アネモネ・フラシーダ

夏季落葉性の多年草。一つの花の部分から二つの花が咲く。 春のうちに栄養を貯え夏ごろに地上部は枯れ休眠する。

白色のニリンソウの花 (撮影日:2023年4月8日)

2023/04/08 …(1-1) (春・鉢植え・半日陰)

白色の花

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キンポウゲ科の植物は 花弁が退化しているものが多く、ニリンソウの白い花弁のような部分も萼片であると言われる。 しかしニリンソウにはセツブンソウに見られる蜜腺などの退化した花弁の根拠が乏しいとも言われ、 これらは花被片とも呼ばれる。

ニリンソウの白い雄しべの様子 (撮影日:2023年3月24日)

2023/03/24 …(1-2) (春・鉢植え・日陰)

おしべの様子

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花には多数のおしべがつく。 ニリンソウの花に蜜は無く、たくさんのおしべをつけることにより花粉を食べに来る虫を呼ぶ働きをしている。

ニリンソウの雌しべの様子 (撮影日:2022年4月2日)

2022/04/023 …(1-3) (春・鉢植え・日陰)

めしべの様子

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めしべは6~7本ほどつく。ニリンソウは子房上位花柱はほとんど見られず 花の中心に数本が集まってつく。

開花時のニリンソウの株全体の様子 (撮影日:2023年4月8日)

2023/04/08 …(1-4) (春・鉢植え・半日陰)

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草丈は30cmほど。茎先に2輪の花をつけるが、この2輪は時間差でつぼみをつけ開花したり、2輪とも同じくらいの時期に開花したり、同じ株でも1輪しか花をつけなかったりする。

落葉して休眠したニリンソウの蜂の様子 (撮影日:2023年6月15日)

2023/06/15 …(1-5) (春・鉢植え・半日陰)

落葉の様子

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夏になると地上部は枯れ休眠する。秋になると再び芽を出し、冬の間は葉が地面につくほど丈を低くして越冬する。