黄色のキャベツの花の画像

キャベツ

Brassica oleracea var. capitata

読み:ブラッシカ・オレラセア・カピタータ
カンラン (甘藍)、タマナ(玉菜)
コモンネーム:Cabbage (キャベジ)

分類

常緑多年草(1年草扱い)

科属

アブラナ科 / アブラナ属

花期

3月から5月

花色

用途

地植え

環境

半耐寒性~耐寒性 日なた

繁殖

種子まき

西ヨーロッパ原産の常緑性の多年草。栽培上は1年草としても扱われる。

現在キャベツと言うと丸く結球した姿のものを指すが、 キャベツの原種は葉が丸まらないタイプのもので、 寒い地域で育った原種のキャベツが寒さから身を守るため葉を互いに重ねたのが結球の始まりと言われる。

和名は甘藍で知られるが、漢名で甘藍とはハボタンのことで、 最初に日本に伝わったキャベツがハボタンのような姿で観賞用だったため甘藍と呼ばれる。 その後丸く品種改良された食用のキャベツが渡来し、玉のような姿から玉菜とも呼ばれる。

黄色のキャベツの花の画像

2023/04/11 …(1-1) (春・日なた・鉢植え)

花は総状花序で、暖かくなると中心から茎を長く伸ばし柄のある小花を多数つける。 アブラナ科の植物は花弁4枚が十字状につくため十字花(じゅうじか)とも呼ばれる。

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結球するキャベツの画像

2022/06/04 …(1-2) (夏・日陰・鉢植え)

結球しているキャベツ

原種は暖かい地域では結球しなかったそうだが改良が進み、現在ではどの地域でも結球するようになっている。 葉の成長速度が、葉が広がるよりも早いため結球するのだそう。

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キャベツの十字花の画像

2023/04/08 …(1-3) (春・日なた・鉢植え)

十字花の様子

花は花弁が4枚におしべが6本、めしべが1本つく。 アブラナ科の雄しべは4本が長く、左右の2本が短いため4強雄しべと呼ばれる。

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キャベツの4強雄しべの画像

2023/04/08 …(1-4) (春・日なた・鉢植え)

4強雄しべの様子

左右にある2本のおしべは他よりも短い。 花弁と同じく萼片も4枚つく。

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熟していない雄しべの画像

2023/04/08 …(1-5) (春・日なた・鉢植え)

開花して間もない花の様子

開花して間もない花は雄しべが中心に寄っているため、 雌しべは隠れて見えない。

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キャベツの花の全体画像

2023/04/23 …(1-6) (春・日なた・鉢植え)

全体の様子

草丈は高く100cmほど。 やや成長した株が寒さに当たると花芽を作り、暖かくなると茎を上に伸ばす(トウ立ち)。

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未成熟の長角果の画像

2023/05/05 …(1-7) (春・日なた・鉢植え)

未成熟の果実の様子

果実はアブラナ科に見られる角果で、 細長い円柱形の長角果となる。

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キャベツの茎と葉の画像

2023/03/09 …(1-8) (春・日なた・鉢植え)

茎と葉の様子

葉は円形で大きな鋸歯があり波打つ。 茎に互生してつき、下の方の茎には葉がついていた跡が見える。

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キャベツの秋の様子

2022/10/16 …(1-9) (秋・日なた・鉢植え)

秋の様子

(1-2)の基部から出た脇芽が成長している。

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キャベツの冬の様子

2023/03/09 …(1-10) (春・日なた・鉢植え)

冬から早春の様子

葉は寒くなると赤色~紫色を帯びる。 苗の状態での越冬は難しいそうで、越冬できる株の大きさを逆算して植えつけるのだそう。

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キャベツのトウ立ちの画像

2023/03/28 …(1-11) (春・日なた・鉢植え)

花芽が伸びる様子

花芽の茎葉は細長い楕円形となっている。

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キャベツの株元の画像

2023/04/08 …(1-12) (春・日なた・鉢植え)

株元の拡大

赤みを帯びた葉と灰緑色の葉が美しい。

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キャベツの長角果の画像

2023/05/05 …(1-13) (春・日なた・鉢植え)

長角果の拡大

長角果は蒴果の一種で熟すと縦に2つに裂ける。

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