
キャベツ
Brassica oleracea var. capitata
読み:ブラッシカ・オレラセア・カピタータ
カンラン (甘藍)、タマナ(玉菜)
コモンネーム:Cabbage (キャベジ)
西ヨーロッパ原産の常緑性の多年草。栽培上は1年草としても扱われる。
現在キャベツと言うと丸く結球した姿のものを指すが、
キャベツの原種は葉が丸まらないタイプのもので、
寒い地域で育った原種のキャベツが寒さから身を守るため葉を互いに重ねたのが結球の始まりと言われる。
和名は甘藍で知られるが、漢名で甘藍とはハボタンのことで、
最初に日本に伝わったキャベツがハボタンのような姿で観賞用だったため甘藍と呼ばれる。
その後丸く品種改良された食用のキャベツが渡来し、玉のような姿から玉菜とも呼ばれる。

2023/04/11 …(1-1) (春・日なた・鉢植え)
黄色の花
花は総状花序で、暖かくなると中心から茎を長く伸ばし柄のある小花を多数つける。 アブラナ科の植物は花弁4枚が十字状につくため(1-2)十字花(じゅうじか)とも呼ばれる。
- 目次
- 黄色の花
- おしべとめしべの様子
- 4強雄しべの様子
- 開花して間もない花
- 結球しているキャベツ
- 冬から早春の様子
- 花芽が伸びる様子
- 全体の様子(2023)
- 未成熟の果実
- 長角果の様子
- 隙間から見える中の種子
- 裂開した果実と種子
- 子葉と本葉の様子
- 葉の様子
- 全体の様子(2024)
- 春に咲く花
- 3 4 5
- 6 7 8
- 9 10 11
- 12 1 2

2023/04/08 …(1-2) (春・日なた・鉢植え)
おしべとめしべの様子
花は花弁が4枚におしべが6本、めしべが1本つく。 アブラナ科の雄しべは4本が長く、左右の2本が短いため4強雄しべと呼ばれる。

2022/06/04 …(1-5) (夏・日なた・鉢植え)
結球しているキャベツ
原種は暖かい地域では結球しなかったそうだが改良が進み、現在ではどの地域でも結球するようになっている。 葉の成長速度が葉が広がるよりも早いと結球となる。

2023/03/09 …(1-6) (春・日なた・鉢植え)
冬から早春の様子
(1-2)の基部から出た脇芽が成長している。 葉は寒くなると赤色~紫色を帯びる。 苗の状態での越冬は難しいそうで、越冬できる株の大きさを逆算して植えつけるのだそう。





















