角果 (かくか)
長角果 (ちょうかくか) 短角果 (たんかくか)
蒴果の一つで2枚の心皮からなり、その間を仕切る薄い膜、隔膜を持つ
アブラナ科特有の果実を角果という。
果実の長さが幅の3倍以上のものを長角果それ以外を短角果という。

(図2) ルナリアの果実 短角果
果実の中の種子が透けて見える
ルナリアのページ

(図3) ルナリア 縫合線の拡大
熟すと縫合線に沿って裂け前と後ろの果皮が種子と共に剥がれ落ちる。
果実を前後に仕切っていた隔膜が残ってみえる

(図4) ルナリアの種子散布の様子
熟して剥がれ土に落ちた果皮と種子

(図5) ナズナの果実 短角果
熟すと下の方から縫合線で裂け種子を放出する
ナズナのページ

(図6) ナズナの隔膜
隔膜だけになった様子

(図7) ルナリアのドライフラワー
茶色に熟した実を収穫し果皮と種子を取り除いたもの