キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)

キイジョウロウホトトギス (紀伊上臈杜鵑草)

Tricyrtis macranthopsis

読み:
トリキルティス・マクランソプシス (マクラントプシス)

分類

落葉多年草

科属

ユリ科 / ホトトギス属

花期

9月から10月

花色

用途

鉢植え 地植え

環境

耐寒性 半日陰 (夏は日陰)

冬季落葉性の多年草。
夏の日差しに特に弱いので夏は常に日陰にし
葉が焼けないように気をつける。

※写真は全て同じ木を撮影したもの

キイジョウロウホトトギス (紀伊上臈杜鵑草)  黄色の花 (撮影日:2016年10月5日)

2016/10/05 …(1-1) (秋・鉢植え・半日陰)

花は釣鐘形。長く垂れた茎先にのある花をつける。
名前はジョウロウホトトギスに似て紀伊半島に自生するため。
湿った場所に生える。

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キイジョウロウホトトギス (紀伊上臈杜鵑草)  黄色の花 (撮影日:2016年10月5日)

2016/10/05 …(1-6) (秋・鉢植え・半日陰)
花の拡大

花被片は6枚で、外側の外花被3枚の基部には蜜を貯めるがある。
上へ向かって突き出ているのが見える。ハナバチの仲間が花粉を運ぶ虫媒花

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キイジョウロウホトトギス (紀伊上臈杜鵑草)  黄色の花 花を下から見た様子(撮影日:2008年10月9日)

2008/10/09 …(1-2) (秋・鉢植え・明るい室内)
花を下から見た様子

雄しべ6本に雌しべ1本が合着する。
雌しべ花柱は3裂し、その先柱頭は2裂する。

雄しべは開花前から熟し花粉を出し、雌しべは数日遅れて熟し、他の株から花粉を受け取る雄性先熟自家受粉を避ける仕組み。

キイジョウロウホトトギス (紀伊上臈杜鵑草) 芽が出たころの様子 (撮影日:2015年4月25日)

2015/04/25 …(1-4) (春・鉢植え・半日陰)
春になり、芽が出たころの様子

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キイジョウロウホトトギス (紀伊上臈杜鵑草)  黄色の花 つぼみの拡大(撮影日:2016年10月1日)

2016/10/01 …(1-5) (秋・鉢植え・半日陰)
つぼみの拡大

葉は披針形で先は尖り互生し、茎を深く抱く。
果実は長楕円形のさく果

キイジョウロウホトトギス (紀伊上臈杜鵑草)  落葉し休眠している様子(撮影日:2017年1月30日)

2017/1/30 …(1-7) (冬・鉢植え・半日陰)
冬の様子

冬の間は落葉し地上部は枯れ休眠し、春にまた新芽が出る。

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