雄性先熟 (ゆうせいせんじゅく)

雄しべ先熟 雄性期 雌性期

雄しべ雌しべよりも先に成熟する仕組みを
雄性先熟という。

先に雄しべが熟して花粉を出し
花粉を出し終えると雌しべが熟して柱頭が現れる。
その柱頭から自分とは別の花の花粉を受け取ることで
自家受粉を避ける仕組みになっている。

雄しべが熟している間を雄性期といい
雌しべが熟している間を雌性期という。

図1 オトメギキョウ(乙女桔梗)

(図1) オトメギキョウの雄性期と雌性期
左の花が雄性期 雄しべが熟して花粉を出す
花の周りに花粉が見える

右の花が雌性期 雌しべが熟して柱頭が3裂する (3つに分かれる)

オトメギキョウ (ベルフラワー)のページ

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図2 オトメギキョウ(乙女桔梗)

(図2) オトメギキョウの雄性期
咲き始めのオトメギキョウ
花の周りの白い粉が花粉
柱頭の近くにある

図3 オトメギキョウ(乙女桔梗)

(図3) オトメギキョウの雄性期
横から見た様子

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図4 オトメギキョウ(乙女桔梗)

(図4) オトメギキョウの雌性期
雌しべが熟して柱頭が3つに分かれる
咲き始めと比べ柱頭から離れた場所にある

図6 シロバナヤマホタルブクロ(白花山蛍袋)

(図6) ヤマホタルブクロの雌性期

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