ゼラニウムの仲間

Pelargonium spp.

ペラルゴニウム テンジクアオイ (天竺葵)

分類

常緑多年草

科属

フウロソウ科 / テンジクアオイ属

花期

周年 (4月から11月)

花色

赤,ピンク オレンジ 複色

用途

鉢植え

環境

非耐寒性~半耐寒性

日当たりのよい場所 (夏は日陰)

繁殖

種子まき さし木

常緑性の多年草。 以前はフウロソウ属 (ゲラニウム属) (geranium)に分類されていたことから 現在もゼラニウム (geranium)と呼ばれる。 茎は多肉質で株が老化すると木質化もする。 ゼラニウム属をまとめてゼラニウムと呼ぶ他に 主に四季咲きのものをゼラニウム、初夏に咲く種類のものをペラルゴニウムとも呼ぶ。 南アフリカ原産の異国(天竺)の植物で葉が葵に似ているため 和名は天竺葵と呼ばれる。
※写真…同じ数字は同じ木を撮影したもの

ゼラニウム (1)  赤色の花 (撮影日:2008年5月2日)

2008/05/02 … (1) (春・鉢植え・半日陰)

花弁5枚に雄しべが6本前後、雌しべが1本付く。 雄性先熟でまず中央に集まった雄しべが先に熟して 花粉を出し、萎れると外側へ倒れ 次に中央の雌しべ柱頭を開き他の株から花粉を受け取ることで 自家受粉を避ける仕組みになっている。 雌しべ柱頭は5裂する。 葉は円形~腎臓形でフチには大きな切れ込みや鋸歯がある。

ゼラニウム (2)  ピンク色の花 (撮影日:2012年7月1日)

2012/07/01 … (2) (夏・鉢植え・半日陰)

果実さく果で細長く先が尖り裂けると5つの分果に分かれる。 ペラルゴニウム属の名前はコウノトリを意味するPelargoに由来し この属の果実ををコウノトリのくちばしに見立てたもの。
高温多湿に特に弱いので夏の直射日光は避け、蒸れないように風通しを良くして育てる。 種子まきは夏を避け春か秋に行う。 真夏と真冬も適温を保つことで周年花が楽しめる。