ミスカンサス・シネンシス
カヤ(茅・萱)、オバナ(尾花)
切花 地植え 雑草
耐寒性 日なた
種子まき 株分け こぼれ種
2012/09/29 …(1-1) (秋・地植え・日なた)
イネ科やカヤツリグサ科の植物は
花弁が退化しておりその花に当たる集まりを小穂と呼ぶ。
背丈は高く2mほどにもなり長く伸びた花序には小穂が密生する。
葉は細長い線形でフチにはギザギザした鋸歯があり不意に指を滑らせると切れてしまう。
中心には太く白いスジがありこの軸が長い葉を支える働きをしている。
2008/10/10 …(2-1) (秋・切花)
花序の拡大
黄色く見えるのが雄しべの葯でこれは小穂の中にある2つの小花から出ている。
雄しべ3本に雌しべ1本がつく。
茶色の突き出ているものが雌しべで棒に茶色い毛の生えたブラシのような形をしている。
2008/10/10 …(2-2) (秋・切花)
全体の様子
小穂の基部には白く長い毛(基毛)が生えているため花序全体では白くも見える。
また黄色の葯も目立つため黄色にも見える。
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果実ができたころの様子
イネ科の仲間は風で花粉を飛ばす風媒花。
できる果実はイネ科特有の穎果。
果皮と種皮が癒合して一体化している。
1つの小穂に1つの果実ができる。小穂の中に包まれるように楕円形の褐色の果実が入っている。
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穂の拡大
小穂の基部には長く白い基毛が生えているがこの毛で、タンポポの綿毛のように
小穂ごと種を遠くへと飛ばす仕組みになっている。
2012/09/29 …(1-2) (秋・日なた・切花)
群生している様子
ススキの茎には油分があり水をはじく性質があるため
屋根を葺く材料の一つとして利用される。
ススキやチガヤ、スゲなど屋根や飼料に用いられる材料はカヤ(茅または萱)と呼ばれる。