ススキ (薄)

Miscanthus sinensis

ミスカンサス・シネンシス
カヤ(茅・萱)、オバナ(尾花)

分類

常緑多年草落葉多年草

科属

イネ科 / ススキ属

開花時期

8月から10月

花色

用途

切花 地植え 雑草

管理環境

耐寒性 日なた

増やし方

種子まき 株分け こぼれ種

常緑性または落葉性の多年草。 暖かい地域では常緑のままで、寒い地域では地上部は枯れて越冬する。 草地や空地などの乾燥した日当たりの良い場所で見られる。
秋の七草の1つ、オバナ(尾花)とはススキのこと。その姿が動物の尻尾に似ているとして尾花と呼ばれた。 秋の七草はオバナとオミナエシキキョウクズ、ナデシコ(カワラナデシコ)、ハギ(ヤマハギ)、フジバカマの7つでこれらは食べずに見て楽しむもの。

ススキ (薄)(1-1) 茶色の花(撮影日:2012年9月29日)

2012/09/29 …(1-1) (秋・地植え・日なた)

イネ科カヤツリグサ科の植物は 花弁が退化しておりその花に当たる集まりを小穂と呼ぶ。 背丈は高く2mほどにもなり長く伸びた花序には小穂が密生する。 葉は細長い線形でフチにはギザギザした鋸歯があり不意に指を滑らせると切れてしまう。 中心には太く白いスジがありこの軸が長い葉を支える働きをしている。

ススキ (薄)(2-1) 茶色の花 花序の拡大(撮影日:2008年10月10日)

2008/10/10 …(2-1) (秋・切花)
花序の拡大

黄色く見えるのが雄しべでこれは小穂の中にある2つの小花から出ている。 雄しべ3本に雌しべ1本がつく。 茶色の突き出ているものが雌しべで棒に茶色い毛の生えたブラシのような形をしている。

ススキ (薄)(2-2) 茶色の花 全体の様子(撮影日:2008年10月10日)

2008/10/10 …(2-2) (秋・切花)
全体の様子

小穂の基部には白く長い毛(基毛)が生えているため花序全体では白くも見える。 また黄色のも目立つため黄色にも見える。

ススキ (薄)(3-1) 全体の様子(撮影日:----年--月--日)

----/--/-- …(3-1) (切花)
果実ができたころの様子

イネ科の仲間は風で花粉を飛ばす風媒花。 できる果実イネ科特有の穎果果皮と種皮が癒合して一体化している。 1つの小穂に1つの果実ができる。小穂の中に包まれるように楕円形の褐色の果実が入っている。

ススキ (薄) 穂の拡大(3-2)(撮影日:----年--月--日)

----/--/-- …(3-2) (切花)
穂の拡大

小穂の基部には長く白い基毛が生えているがこの毛で、タンポポの綿毛のように 小穂ごと種を遠くへと飛ばす仕組みになっている。

ススキ (薄) 群生している様子(1-2)(撮影日:2012年9月29日)

2012/09/29 …(1-2) (秋・日なた・切花)
群生している様子

ススキの茎には油分があり水をはじく性質があるため 屋根を葺く材料の一つとして利用される。 ススキやチガヤ、スゲなど屋根や飼料に用いられる材料はカヤ(茅または萱)と呼ばれる。