クヌギ (櫟) - 花の名前を調べる
クヌギのどんぐり

クヌギ (櫟、椚)

Quercus acutissima

読み:クエルクス・アクティッシマ

ツルバミ(橡)、どんぐり(団栗)

冬季落葉性の高木。クヌギなどブナ科の植物の葉は寒くなって枯れても葉が落ちず春ごろまで枝に残るものが多く見られる (枯凋性)。 雌雄同株、雌雄異花の植物で、葉の展開と同じくらいの時期に開花する。 花はおばなの黄色の雄花序が目立ち、開花時には木からたくさんの雄花序が垂れ下がる。

ツルバミとはクヌギの古名で、クヌギの帽子(1-2)を用いた染物は橡染めと呼ばれる。

クヌギの果実 (どんぐり) (撮影日:2023年9月30日)

2023/09/30 …(1-1)

クヌギの果実

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できる果実は球形の堅果で、ブナ科の果実はどんぐりとも呼ばれる。 クヌギの実は灰汁が強いためあまり食用には用いられない。

クヌギの帽子 (殻斗) (撮影日:2023年9月30日)

2023/09/30 …(1-2)

クヌギの帽子

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どんぐりの帽子はめばなの苞葉が変化したもので殻斗と呼ばれる。 灰汁が強いクヌギは帽子や樹皮を煮た汁が染料として利用される。

クヌギの外れた果実 (撮影日:2023年9月30日)

2023/09/30 …(1-3)

殻斗と外れた果実

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殻斗は若い実を保護する働きをしている。実が熟すとほとんどの帽子は外れる。