カノコユリ (鹿の子百合) - 花の名前を調べる
白色のカノコユリの花

カノコユリ (鹿の子百合)

Lilium speciosum

読み:リリウム・スペシオスム

シロカノコユリ (白鹿の子百合)

冬季落葉性の球根植物。カサブランカの原種で、夏ごろ茎先に複数の花をつける。 花被片に鹿の子模様の斑点があることから鹿の子百合と呼ばれる。

白色のカノコユリの花 (撮影日:2013年7月27日)

2013/07/27 …(1-1) (夏・地植え・日なた)

白色の花

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花には強い芳香がある。 花被片は外花被3枚に内花被3枚の計6枚つき、後ろ側へ大きく反り返る。 花被片の内側には大きな突起がある。

白色のカノコユリの雄しべと雌しべ (撮影日:2013年7月27日)

2013/07/27 …(1-2) (夏・地植え・日なた)

おしべとめしべの様子

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カノコユリの白花種には斑点が見られないものがある。 おしべは6本、めしべは1本つく。 雄しべと雌しべの距離が近いが(1-3)ユリの仲間は自家受粉しないため、 結実には他の株の花粉が必要となる。

雌しべに付着する自株の雄しべの様子 (撮影日:2013年7月27日)

2013/07/27 …(1-3) (夏・地植え・日なた)

雌しべに付着する雄しべ

雌しべの柱頭と自株の雄しべがぶつかっている。

開花時のカノコユリの株全体の様子 (撮影日:2013年7月27日)

2013/07/27 …(1-4) (夏・地植え・日なた)

全体の様子

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草丈は高さ100cmほど。葉は光沢のある披針形で互生し、花は下向きに咲く。