デルフィニウム

Delphinium spp.

読み:デルフィニウム

オオヒエンソウ (大飛燕草)

Delphinium grandiflorum var. chinense
読み:デルフィニウム・グランディフロルム・シネンセ (キネンセ)

分類

落葉多年草(1年草扱い)

科属

キンポウゲ科 / オオヒエンソウ

花期

5月から7月

花色

赤,ピンク

用途

切花 鉢植え 地植え ドライ素材

環境

耐寒性 日当たりのよい場所 (夏は日陰)

繁殖

種子まき (秋まき)  株分け

夏季落葉性の有毒の多年草。夏の暑さに耐えられないため、 秋まきの1年草としても扱われる。 秋まきの場合年を越して開花するため1,2年草とも表記される。
種類によってやや姿が異なり、日本では主に茎が多数分枝するシネンシス系 (D. grandiflorum) と1本立ちのエラータム系(D. elatum) 、 その2つを交配したベラドンナ系 (Delphinium x belladonna)の3種類が見られる。 どれも外側の大きく鮮やかな花弁状の部分は萼片で その中心の小さな部分が花となっている。
エラータム系やベラドンナ系は花の後ろに突き出たを持つが シネンシス系には通常は見られない。 学名のDelphinium (デルフィニウム)はイルカを意味するデルフィスに由来し、 つぼみと後ろに伸びたの姿をイルカに見立てた。

デルフィニウム・グランディフロルム シネンシス系(1)青色の花 (撮影日:2008年4月29日)

2008/04/29 …(1) (春・鉢植え)
Delphinium grandiflorum var. chinense
(デルフィニウム・グランディフロルム・シネンセ)

学名のシネンセは中国産のという意味で、デルフィニウム・グランディフロルムの園芸品種は中国で作出されシネンシス系と呼ばれる。

写真の花はグランディフロルムの園芸品種シネンシス系の一つで外側に5枚の萼片とその中心に突き出た花弁が見える。 シネンシス系は萼片が5枚の一重咲きで 中心の花弁は退化して無いか4枚で対につき先端は2裂する。 雄しべが多数本に雌しべが3本つく。

中心の花の塊は蜂に見立ててビー(Bee)や海外では目に見立てEye (アイ)とも呼ばれる。

デルフィニウム・グランディフロルム シネンシス系(2-1) 切花 ピンク色 (撮影日:2013年5月24日)

2013/05/24 …(2-1) (春・切花)
D. grandiflorum var. chinense

こちらも同じくシネンシス系の一つで萼片5枚の一重咲きとなっている。 花弁は退化して無く、中心に雄しべ雌しべがつく。 写真右側の横向きの花のように、デルフィニウムに見られるは無い。

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デルフィニウム・グランディフロルム シネンシス系(2-2) 切花 ピンク色 (撮影日:2013年5月24日)

2013/05/24 …(2-2) (春・切花)

1本の長い茎の上から下まで大きな花をつけるエラータム系とは異なり シネンシス系の茎はよく枝分かれし、やや控えめな花をつける。 花は総状花序で分枝した茎先にのある小花を均等につける。

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デルフィニウム・グランディフロルム シネンシス系(2-3) 切花 青色 (撮影日:2013年5月24日)

2013/05/24 …(2-3) (春・切花)

できる果実は楕円形の袋果で先端に3~4個の果実をつける。 全草、特に種子が有毒なため注意が必要。 他の種類よりも水を好み、夏の暑さに弱いため、夏は日陰のできるだけ涼しい場所で水はけを良くして育てる。

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デルフィニウム・グランディフロルム シネンシス系(2-4) 切花 ピンク色 青色 (撮影日:2013年5月24日)

2013/05/24 …(2-4) (春・切花)

高さはエラータム系と同じく80cmくらいの高性種で切花に向く。 葉は掌状で羽状に深裂し、裂片は線形となる。

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