ニオイバンマツリ (匂蕃茉莉)

Brunfelsia australis

読み:ブルンフェルシア・アウストラリス

コモンネーム:Yesterday-Today-and-Tomorrow

分類

常緑低木

科属

ナス科 / ブルンフェルシア属

花期

4月から6月

花色

移り咲き

用途

鉢植え

環境

半耐寒性

日当たりの良い場所(夏は日陰)

繁殖

さし木

熱帯アメリカ原産の常緑低木。 花色は濃い紫から白へと移り変わる。茉莉はジャスミンのことで、 海外原産の植物でジャスミンのような強い芳香を持つため匂蕃茉莉と呼ばれる。 良い香りだが、ニオイバンマツリは花や葉や果実など全草に毒がある有毒種。 日光と多湿を好むが夏の直射日光に弱いため夏は日陰の、風通しの良い涼しい場所で 冬は室内の日の当たる場所で育てる。

ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)(1-1)紫色の花 花の拡大(撮影日:2008年4月17日)

2008/04/17 …(1-1) (春・鉢植え)

花は花冠が5裂する合弁花。 花の中心は白く、花色は濃い紫から薄い紫、やがて白へと移り変わる。 雄しべは長いものが2本に短いものが2本の計4本つき その中心に柱頭が2裂した雌しべが1本つく。 先ず雄しべが熟して花粉を出し 次に雌しべが熟して柱頭を開き 他の株から花粉を受け取る雄性先熟自家受粉を防ぐ働きをしている。

ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)(1-2)紫と白の花が咲く様子 全体の様子(撮影日:2008年4月17日)

2008/04/17 …(1-2) (春・鉢植え)
鉢植えの様子

葉は革質で光沢があり全縁の楕円形で互生する。 できる果実は球形~楕円形の液果。 全草特に果実種子は有毒なため このは食べられない。 暖かい地域では霜よけをすれば越冬でき、樹高は高さ3mほどにもなる。