ニオイバンマツリ (匂蕃茉莉)

Brunfelsia australis

読み:ブルンフェルシア・アウストラリス

コモンネーム:Yesterday-Today-and-Tomorrow

熱帯アメリカ原産の常緑性の低木。 花色は濃い紫から白へと移り変わる。茉莉はジャスミンのことで、 海外原産の植物でジャスミンのような強い芳香を持つため匂蕃茉莉と呼ばれる。 良い香りだが、ニオイバンマツリは花や葉や果実など全株に毒を含む有毒種。

ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)(1-1)紫色の花 花の拡大(撮影日:2008年4月17日)

2008/04/17 …(1-1) (春・鉢植え)

紫色の様子

花は花冠が5裂する合弁花。 花の中心は白く、花色は濃い紫から薄い紫、やがて白へと移り変わる。 雄しべは長いものが2本に短いものが2本の計4本つき その中心に柱頭が2裂した雌しべが1本つく。 雄性先熟の植物で雄しべが花粉を出し終えた後雌しべが熟すことで 自家受粉を防ぐ働きをしている。

ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)(1-2)紫と白の花が咲く様子 全体の様子(撮影日:2008年4月17日)

2008/04/17 …(1-2) (春・鉢植え)

鉢植えの様子

葉は革質で光沢があり全縁の楕円形で互生する。 できる果実は球形~楕円形の液果。 全株特に果実と種子は有毒なため、この実は食べられない。 暖かい地域では霜よけをすれば越冬でき、樹高は高さ3mほどにもなる。