ナス (茄子)

Solanum melongena

読み:ソラナム・メロンゲナ、ソラヌム、メロンジェナ

コモンネーム:Egg Plant (エッグプラント)

分類

常緑多年草(1年草扱い)

科属

ナス科 / ナス属

花期

7月から8月

花色

用途

鉢植え 地植え

環境

非耐寒性 日なた

繁殖

さし木

非耐寒性の常緑性の多年草。 寒さに弱いため日本では春まきの1年草としても扱われる。 インド原産で株は大きく2mほどにもなる。 昔海外で茄子と言えば白色の卵形で、まるで卵が生っているようなその姿からEgg Plant(エッグプラント)と呼ばれる。
ナスやナス科の植物は同じ畑に植えていると連作障害が起こり成長が悪くなってしまう。 日光、水と肥料を好むので、日当たりの良い場所で乾燥は避けたっぷりの水と肥料で育てる。

ナス(茄子)(1) 紫色の花(撮影日:2008年7月12日)

2008/07/12 …(1) (夏・地植え・日なた)

花は花冠が5裂する合弁花雄しべが5本、その中央に雌しべが1本つく。 花序はのある小花を均等につける総状花序で下向きに咲く。 通常は雌しべが長い長花柱花の花をつけるが、肥料が足りないと 雌しべが短い短花柱花の花となる。 短花柱花の場合雌しべ雄しべに隠れて見えなくなってしまうため 受粉や結実しにくくなってしまう。

ナス(茄子)(2) ナスの実(撮影日:2008年7月12日)

2008/07/12 …(2) (夏・地植え・日なた)
ナスの果実になるとヘタとも呼ばれる

も5裂し、葉やにはトゲがある。 葉は卵形~広卵形でフチは全縁で波打つ。日光を効率よく受けられるよう葉は重なり合わないように互生する。
果実は球形~長楕円形の液果で果肉はスポンジ状となっている。