アメリカイヌホオズキ (亜米利加犬酸漿)

Solanum ptychanthum

コモンネーム:
Eastern Black Nightshade (イースタン・ブラック・ナイトシェイド)
West Indian Nightshade (ウエスト・インディアン・ナイトシェイド)

分類

1年草

科属

ナス科 / ナス属

花期

7月から8月

花色

用途

鉢植え 地植え

環境

非耐寒性 日なた~日陰

繁殖

種子まき

春まきの1年草または短命な多年草として扱われる。 北アメリカ原産の有毒種で、やや湿り気のある空地や畑などで見られる。 イヌホオズキのイヌは役に立たないという意味で用いられる。 アメリカ原産で、有毒のため役に立たないホオズキとしてアメリカイヌホオズキと呼ばれる。 よく似た花にイヌホオズキやテリミノイヌホオズキがある。

アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-1) 白色の花(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-1) (夏・地植え・日なた)

全草が有毒なナス科の植物、ナイトシェイド(Nightshade)の一つで 海外ではEastern Black NightshadeWest Indian Nightshadeと呼ばれる。 茎は直立し夏ごろに数個の白い小花をつける。 葉は卵形でフチは波打ち大きな鋸歯がある。

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アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(2-1) 白色の花(撮影日:2021年9月4日)

2021/09/04 …(2-1) (秋・地植え・日陰)
花の拡大

花冠は5裂し反り返り、雄しべ5本に雌しべが1本つく。 よく似たイヌホオズキの花冠が浅く5裂するのに対し、アメリカイヌホオズキの花冠は基部まで深裂する。

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アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-2) 白色の花 散形花序の様子(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-2) (夏・地植え・日なた)
花序の拡大

花序は散形花序で花軸の一点から放射状に小花をつける。

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アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-3) 白色の花 横から見た様子(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-3) (夏・地植え・日なた)
やがて黒紫色の果実となる

できる果実は球形の液果で光沢がある。 全草が有毒なためこの果実も食べられない。 熟したはやや毒が弱くなるそうで 鳥が果実を食べ種子を遠くへ運ぶ働きをする。

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アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-4) 白色の花 日なたの様子(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-4) (夏・地植え・日なた)
全体の様子

田んぼの隣に生えているのが見える。日なた~日陰の湿り気のある場所に生える。 こぼれ種など種子まきで春から夏ごろ発芽する。

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アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-5) 白色の花 日陰の様子(撮影日:2021年9月4日)

2021/09/04 …(1-5) (秋・地植え・日陰)
日陰の様子

耐陰性があるため日陰でも育つ。

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アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-6) 白色の花 全体の様子(撮影日:2021年9月4日)

2021/09/04 …(1-6) (秋・地植え・日陰)
全体の様子

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