白色のハンゲショウの花

ハンゲショウ (半夏生、半化粧)

Saururus chinensis

読み:サウルルス・キネンシス

片白草 (カタシログサ)

冬季落葉性の多年草。 半夏生とは夏至から11日目に当たる7月2日頃からの5日間を指し、その時期に開花するため半夏生と呼ばれる。 また開花時期には葉の表側が白くなるため(1-6)半化粧や片白草とも呼ばれる。

白色のハンゲショウの花 (撮影日:2024年7月7日)

2024/07/07 …(1-1) (夏・鉢植え・半日陰)

白色の花

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花序は総状花序で花軸にのある小花を多数つける。 日当たりの良い水辺や湿地に群生する。

白色のハンゲショウの花 (撮影日:2025年7月5日)

2025/07/05 …(1-2) (夏・鉢植え・半日陰)

おしべとめしべ

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花には花弁萼片は無く、 基部に1枚の苞葉と6本のおしべがつく。 めしべは4枚の離性した心皮からなり、4本の雌しべとなる。

白色のハンゲショウの花 (撮影日:2025年7月5日)

2025/07/05 …(1-3) (夏・鉢植え・半日陰)

苞葉の様子

左上の雄しべの基部に小さな苞葉がついている。

白色のハンゲショウの花 (撮影日:2025年6月30日)

2025/06/30 …(1-4) (夏・鉢植え・半日陰)

垂れ下がった花序

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咲き始めの花序は垂れ下がっている。

白色のハンゲショウの花 (撮影日:2024年7月7日)

2024/07/07 …(1-5) (夏・鉢植え・半日陰)

立ち上がった花序

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先端まで開花する頃には花序は立ち上がる。

白色のハンゲショウの花 (撮影日:2025年6月30日)

2025/06/30 …(1-6) (夏・鉢植え・半日陰)

白い葉と花の様子

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草丈は高さ100cmほど。葉は全縁の長卵形~楕円形で互生する。 開花時には花序付近の葉が白く色づき、虫を引きつける働きをしている。 花が終わると白くなった葉はやがて緑色に戻る。