
チャガヤツリ (茶蚊屋吊)
Cyperus amuricus
読み:シペラス・アムリクス (シペルス)
日本、朝鮮半島、中国原産の春まきの1年草。 チャガヤツリの名前は茶色の鱗片に由来し、カヤツリグサに似て鱗片が茶色いことから茶蚊帳吊と呼ばれる。

2023/07/27 …(1-2) (夏・地植え・半日陰)
小穂の様子
カヤツリグサ属の植物には花弁は無く、
米粒のような部分が1つの花(小穂)で、中にはおしべ3本とめしべ1本が入っている。
雌性先熟でまず雌しべが先に出る。

2023/07/26 …(1-3) (夏・地植え・半日陰)
小穂から雌しべが出る様子 (雌性期)
めしべの柱頭は3裂する。
小穂は濃い緑色の中肋(ちゅうろく)と卵形の鱗片からなり、
この鱗片が茶色いため茶蚊帳吊と呼ばれる。

2023/07/27 …(2-2) (夏・地植え・半日陰)
果実の穂の様子
チャガヤツリの花序の基部には短い翼がつき、
カヤツリグサの基部には長い翼がつく。
どちらも、同じ株でありながら翼が無いものもある。














