ノミノツヅリ

ノミノツヅリ (蚤綴)

Arenaria serpyllifolia

読み：アレナリア・セルピリフォリア

秋まきの1年草、越年草。道端や空地などの日当たりの良い乾燥した場所で見られる。

蚤綴の綴りとは2枚の布をつなぎ合わせた服のことで、対生する小さな葉(1-4)を小さなノミの衣服に見立てた。

2023/04/05 …(1-1) (春・地植え・日なた)

花弁:5枚　萼片：5枚

花弁は5枚で花は星形となる。よく似た姿のオランダミミナグサやコハコベの花弁は先端が2裂し花弁がたくさんあるように見える。

2023/04/05 …(1-2) (春・地植え・日なた)

おしべ：10本　めしべ：1本、花柱：3本

花は子房上位で、花の中心には丸い緑色の子房があり、そこから白い花柱が3本伸びる。

2023/04/05 …(1-3) (春・地植え・日なた)

草丈：5cm～20cmほど

写真の株は地を這い広がり、奥の壁にぶつかったところは壁に沿って伸びている。

2023/04/05 …(1-4) (春・地植え・日なた)

葉形：卵形　果実：蒴果

葉は小さな卵形で対生する。ノミノツヅリの名前はこの様子を蚤の衣服、綴りに喩えたもの。果実は卵形の蒴果で熟すと上部が裂ける。中には黒く丸い種子が多数入っている。

2023/04/05 …(1-5) (春・地植え・日なた)

果実は花後まもなく熟し、春の内から種子を散布する。