ケイトウ(鶏頭)

ケイトウ (鶏頭)

Celosia argentea

読み:セロシア・アルゲンテア

分類

常緑多年草(1年草扱い)

科属

ヒユ科 / ケイトウ属

花期

7月から11月

花色

用途

鉢植え 地植え

環境

非耐寒性 日なた

繁殖

種子まき こぼれ種

熱帯地方が原産の常緑多年草の多年草。 寒さに弱いため、日本では春まきの1年草としても扱われる。

赤い花序が雄のニワトリのトサカに似ているため鶏頭と呼ばれる。 品種により花序の形が異なり、鶏冠状や球状、円錐状などがある。

ケイトウ(1-1) 赤色の花(撮影日:2024年6月30日)

2024/06/30 …(1-1) (夏・地植え・日なた)

赤色の花

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花弁:なし 萼片:5枚

写真の花は花軸に多数の小花を穂状につける。 ケイトウの花序に花弁は無く、萼片5枚が鮮やかに色づく。

ケイトウ(1-2) 赤色の花(撮影日:2024年6月10日)

2024/06/10 …(1-2) (夏・地植え・日なた)

おしべめしべ

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おしべ:5本
めしべ:1本、柱頭:頭状または2~3裂

萼片花弁のように開く。 めしべの柱頭は頭状または2~3裂する(2-2)おしべの基部は合着する。

ケイトウ(1-3) 赤色の花(撮影日:2024年6月10日)

2024/06/10 …(1-3) (夏・地植え・日なた)

合着したおしべ

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おしべの基部は隣と合着しカップ状になっている。 花の中心には球形の子房がある(1-5)

ケイトウ(1-4) 赤色の花 全体の様子(撮影日:2024年6月25日)

2024/06/25 …(1-4) (夏・地植え・日なた)

全体の様子 (赤)

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草丈
高性種:100cmほど 矮性種:30cmほど
葉:卵形~披針形

赤い花の茎の下側は赤色を帯びている。 日なたを好み夏の高温多湿にも強い。

ケイトウ(1-5) 赤色の花 未成熟の果実の拡大(撮影日:2024年6月30日)

2024/06/30 …(1-5) (夏・地植え・日なた)

未成熟の果実 (赤)

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果実:胞果

果実に包まれている。 できる果実ヒユ科などに見られる胞果で、 熟すと真横に2つに裂け、蓋を外すように上部が取れ種子を散布する。

ケイトウ(1-6) 赤色の花 白色の花 未成熟の果実 果穂(撮影日:2024年6月30日)

2024/06/30 …(1-6) (夏・地植え・日なた)

全体の様子(果穂)

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花序の半分ほどは既に果実となっている。

ケイトウ(2-1) 白色の花(撮影日:2024年6月17日)

2024/06/17 …(2-1) (夏・地植え・日なた)

白色の花

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ケイトウ(2-2) 白色の花 雄しべと雌しべ(撮影日:2024年6月10日)

2024/06/10 …(2-2) (夏・地植え・日なた)

3裂した柱頭の様子

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ケイトウ(2-3) 白色の花 全体の様子(撮影日:2024年6月25日)

2024/06/25 …(2-3) (夏・地植え・日なた)

全体の様子 (白)

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白い花の茎は下側も緑色をしている。

ケイトウ(2-4) 白色の花 未成熟の果実(撮影日:2024年6月30日)

2024/06/30 …(2-4) (夏・地植え・日なた)

未成熟の果実 (白)

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長く伸びているめしべの名残は裂開時まで残る。