イヌビユ (犬莧)

Amaranthus blitum

アマランサス・ブリタム

コモンネーム
Livid Amaranth

分類

1年草

科属

ヒユ科 / ヒユ属

花期

3月から11月

花色

用途

鉢植え 地植え 雑草

環境

日なた

繁殖

種子まき こぼれ種

インド原産の春まきの1年草。日当たりの良い道端や畑に生える。 発芽から約1か月ほどで結実し、その種もすぐに発芽可能となり非常に増えやすいため 特に畑では厄介な雑草としても扱われる。

イヌビユ(犬莧)(1-1) 緑色の花穂(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-1) (夏・日なた・地植え)

花は花軸にのない小花を密につける穂状花序。 雌雄同株、雌雄異花の植物で一つの株に雄花と雌花の2種類の花をつける。

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イヌビユ(犬莧)(1-2) 穂状花序の拡大(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-2) (夏・日なた・地植え)
花穂の拡大

雄花雌花ともに花被片は3枚で、雄花は雄しべが3本で 花穂から飛び出して見える。雌花は花柱はほぼ無く白い柱頭が3本つく。 できる果実は扁平な胞果で、このは茶色く熟しても裂開しない。

イヌビユ(犬莧)(1-3) 葉の先端がへこんでいる様子(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-3) (夏・日なた・地植え)
葉の拡大

葉はひし形状の卵形~広卵形で葉の先端がへこむのが特徴。 長い葉柄を持ち互生する。 植物の名前に使われる「犬」の字は役に立たないものを意味するが イヌビユの若葉や芽、花穂は食用としても親しまれる。

イヌビユ(犬莧)(1-4) 全体の様子(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-4) (夏・日なた・地植え)
全体の様子

草丈は30cm程で高いものは90cm程にもなる。茎は直立または斜上しよく分枝する。 暖かくなると発芽をはじめ特に夏によく成長するがその反面寒さには弱い。

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