多花果とは - 花の名前を調べる

多花果 (たかか)

複数の果実が集まった複合果の一種で 複数の花のめしべの子房が果実となり1つの塊になったものを多花果という。
ヤマボウシのように複数の小花の萼筒が癒合して一塊となるものや、クワのように複数の小花の花被が癒合して一塊となるものがある。


単花果
1つの花の子房が1つの果実となったものは単花果という。

図1 ヤマボウシ(山法師、山帽子)

図 ヤマボウシの多花果

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ヤマボウシは4枚の白い苞の中心に固まって多数の小花を付ける。 この花の多数の萼筒が発達、癒合し一塊となり一つの果実となる。

図2 クワ(桑)

図 クワの多花果

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クワは多数の花被片が多肉質に発達して果実(痩果)を包んでいる。 1つの粒には1つの果実が入っている。