紫色のスミレの画像

スミレの仲間 (菫)

Viola spp.
Viola mandshurica (ホンスミレ)

読み:ビオラ・マンジュリカ (ホンスミレ)

ホンスミレ(本菫)

半常緑性または冬季落葉性の多年草。背丈は小さく10cmから15cm程。 花の後ろ側には蜜を溜めるための距があり(3)、夏から秋にかけては閉鎖花をつける。

スミレの名前は大工道具の墨壺、墨入れに由来し、花を横から見た姿が墨入れに似るためスミレと呼ばれる。 スミレはスミレの仲間の総称でもあるため、濃い紫色の花をつけるマンジュリカは特にホンスミレとも呼ばれる。

紫色の本菫と思われる画像 (撮影日:2008年4月14日)

2008/04/14 …(1) (春・鉢植え)

濃い紫色の花

花弁:5枚

ホンスミレと思われる。花弁は上弁2枚に左右の側弁が2枚、下の唇弁が1枚の計5枚つく。側弁には毛が生えている。 ホンスミレは無茎種で、1本の花茎の先に1つの花をつける。花茎や葉は根元から出る。

紫色の野路菫と思われる花の画像 (撮影日:2021年3月23日)

2021/03/23 …(2) (春・地植え)

紫色の花

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ノジスミレと思われる。ノジスミレも無茎種で1本の花茎に1つの花がつく。

紫色の野路菫と思われる花の萼と距の画像 (撮影日:2021年3月23日)

2021/03/23 …(3) (春・地植え)

萼と距の様子

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萼片:5枚
花は後方へ長く伸び()、この中には蜜が溜まっている。 距の中には雄しべから伸びた脚柱がある。

有明菫の距を取り除いた画像 雄しべの脚柱が見える (撮影日:2025年4月10日)

2025/04/10 …(4)

参考:アリアケスミレの脚柱

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蜜を吸いに訪れた虫が距の中の脚柱に触れるとその刺激で虫に花粉を落とす仕組みとなっている