ペラルゴニウム テンジクアオイ (天竺葵)
鉢植え
非耐寒性~半耐寒性
日当たりのよい場所 (夏は日陰)
種子まき さし木
常緑性の多年草。
以前はフウロソウ属 (ゲラニウム属) (geranium)に分類されていたことから
現在もゼラニウム (geranium)と呼ばれる。
茎は多肉質で株が老化すると木質化もする。
ゼラニウム属をまとめてゼラニウムと呼ぶ他に
主に四季咲きのものをゼラニウム、初夏に咲く種類のものをペラルゴニウムとも呼ぶ。
南アフリカ原産の異国(天竺)の植物で葉が葵に似ているため
和名は天竺葵と呼ばれる。
※写真…同じ数字は同じ木を撮影したもの
2008/05/02 … (1) (春・鉢植え・半日陰)
花弁5枚に雄しべが6本前後、雌しべが1本付く。
雄性先熟でまず中央に集まった雄しべが先に熟して
花粉を出し、萎れると外側へ倒れ
次に中央の雌しべが柱頭を開き他の株から花粉を受け取ることで
自家受粉を避ける仕組みになっている。
雌しべの柱頭は5裂する。
葉は円形~腎臓形でフチには大きな切れ込みや鋸歯がある。
2012/07/01 … (2) (夏・鉢植え・半日陰)
果実は蒴果で細長く先が尖り裂けると5つの分果に分かれる。
ペラルゴニウム属の名前はコウノトリを意味するPelargoに由来し
この属の果実ををコウノトリのくちばしに見立てたもの。
高温多湿に特に弱いので夏の直射日光は避け、蒸れないように風通しを良くして育てる。
種子まきは夏を避け春か秋に行う。
真夏と真冬も適温を保つことで周年花が楽しめる。