Ixeridium dentatum f. atropurpureum
(Ixeris dentata f. atropurpurea)
読み:
イクセリジウム・デンタツム・アトロプルプレウム
(イクセリス・デンタータ・アトロプルプレア)
カラスバニガナ(烏葉苦菜)
ムラサキニガナ(紫苦菜)
常緑性の多年草。
クロニガナは黒紫色の葉を持つニガナで、その葉の色から、烏葉ニガナや紫ニガナと呼ばれる。
なおニガナは茎や葉を切ると苦い乳液がでることから苦菜と呼ばれる。
以前はIxeris属(ニガナ属)に分類されたが現在はIxeridium属(ニガナ属)に分類され、
それに伴い旧ニガナ属のIxerisは現在はタカサゴソウ属となった。
2013/05/22 …(1-1)(春・日なた・鉢植え)
花は主に花弁5枚の頭状花序。
頭花は全て舌状花で、
5個の舌状花が集まって1つの花となっている。
舌状花の先端は5裂した合弁花で、
5枚の花弁が合着して1枚となっている。
2022/05/23 …(1-2)(春・日なた・鉢植え)
雄しべと雌しべの拡大
1つの舌状花には、それぞれ雄しべと雌しべがつく。
雄しべは5本の雄しべの葯が
筒状に合着して1本となった集葯雄しべで、その中心から雌しべが1本出る。
柱頭は2裂する。
2023/05/31 …(1-4)(春・日なた・鉢植え)
果実の様子
できる果実は果実と種子が一体化した痩果で、
タンポポなどと同じように先端に白い冠毛がつく。
花が咲き終わると一度花を閉じ、実が熟すと再び開いて綿毛の姿となる。