ニワトコ(接骨木、庭常)

ニワトコ (接骨木、庭常)

Sambucus racemosa

読み:サンブカス・ラセモサ (サンブクス)

セッコツボク (接骨木)

分類

落葉低木~小高木

科属

ガマズミ科 / ニワトコ属

(スイカズラ科)(レンプクソウ科)

花期

3月から5月

花色

黄緑

用途

地植え

環境

耐寒性 半日陰

繁殖

さし木

冬季落葉性の低木~小高木。 山地の日当たりが良く、やや湿り気のある場所で見られる。 葉や果実などには毒が含まれる。

ニワトコの名前の由来には諸説あり、薬効があり常に庭に植えられているため庭常や、 古名ミヤツコギ(造木、宮仕う木、庭つウコギなど)が転訛したものと言われている。
漢名は接骨木で、枝などを煮詰めたものが骨折の治療に用いられたため接骨木と呼ばれる。

以前はスイカズラ科からレンプクソウ科に分類されたが、 命名規約では古い名称の方に優先権にがあるとされ、レンプクソウ科は最も古い名称ガマズミ科に変更となった。

ニワトコ(接骨木、庭常)(1-1) 白色の花 円錐花序の様子(撮影日:2021年4月15日)

2021/04/15 …(1-1) (春・地植え・半日陰)

円錐花序の様子

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花は円錐花序で、花軸は細かく分枝し花序は円錐形となる。 めしべは濃い赤紫色で良く目立つ。

ニワトコ(接骨木、庭常)(1-2) 白色の花 雄しべと雌しべの拡大(撮影日:2021年4月15日)

2021/04/15 …(1-2) (春・地植え・半日陰)

おしべめしべ

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花冠:5裂
おしべ:5本 めしべ:1本、花柱:3裂

5裂した花冠はやがて後ろへ反りかえる。

ニワトコ(接骨木、庭常)(1-3) 白色の花 (撮影日:2021年4月15日)

2021/04/15 …(1-3) (春・地植え・半日陰)

葉の様子

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葉:奇数羽状複葉

葉は奇数羽状複葉で小葉は長楕円形。縁には鋸歯があり対生する。

ニワトコ(接骨木、庭常)(1-4) 白色の花 未成熟の果実の様子(撮影日:2021年4月15日)

2021/04/15 …(1-4) (春・地植え・半日陰)

未成熟の果実

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果実核果

できる果実は球形の核果で初夏ごろから赤く熟す。 葉や果実、特に未成熟な果実には毒が含まれる。

ニワトコ(接骨木、庭常)(1-5) 白色の花 全体の様子(撮影日:2021年4月15日)

2021/04/15 …(1-5) (春・地植え・半日陰)

全体の様子

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樹高:6mほど