ノミノツヅリ(蚤綴)

ノミノツヅリ (蚤綴)

Arenaria serpyllifolia

読み:アレナリア・セルピリフォリア

分類

1年草 (1,2年草)

科属

ナデシコ科 / ノミノツヅリ属

花期

3月から6月

花色

用途

鉢植え 地植え

環境

耐寒性 日なた

繁殖

種子まき こぼれ種

秋まきの1年草、越年草。道端や空地などの日当たりの良い乾燥した場所で見られる。

蚤綴の綴りとは2枚の布をつなぎ合わせた服のことで、対生する小さな葉(1-4)を小さなノミの衣服に見立てた。

ノミノツヅリ(蚤綴)(1-1) 白色の花(撮影日:2023年4月5日)

2023/04/05 …(1-1) (春・地植え・日なた)

ノミノツヅリの花

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花弁:5枚 萼片:5枚

花弁は5枚で花は星形となる。 よく似た姿のオランダミミナグサコハコベ花弁は先端が2裂し 花弁がたくさんあるように見える。

ノミノツヅリ(蚤綴)(1-2) 白色の花 花の拡大(撮影日:2023年4月5日)

2023/04/05 …(1-2) (春・地植え・日なた)

花の拡大

おしべ:10本 めしべ:1本、花柱:3本

花は子房上位で、花の中心には丸い緑色の子房があり、 そこから白い花柱が3本伸びる。

ノミノツヅリ(蚤綴)(1-3) 白色の花 全体の様子(撮影日:2023年4月5日)

2023/04/05 …(1-3) (春・地植え・日なた)

全体の様子 (花)

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草丈:5cm~20cmほど

写真の株は地を這い広がり、奥の壁にぶつかったところは壁に沿って伸びている。

ノミノツヅリ(蚤綴)(1-4) 葉と果実の様子(撮影日:2023年4月5日)

2023/04/05 …(1-4) (春・地植え・日なた)

葉と果実の様子

葉形:卵形 果実蒴果

葉は小さな卵形で対生する。ノミノツヅリの名前はこの様子を蚤の衣服、綴りに喩えたもの。 果実は卵形の蒴果で熟すと上部が裂ける。 中には黒く丸い種子が多数入っている。

ノミノツヅリ(蚤綴)(1-5) 果実期 全体の様子(撮影日:2023年4月5日)

2023/04/05 …(1-5) (春・地植え・日なた)

全体の様子 (果実)

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果実は花後まもなく熟し、春の内から種子を散布する。