エンドウ(豌豆)

エンドウ (豌豆)

Pisum sativum

読み:ピスム・サティブム

サヤエンドウ(莢豌豆)、Snow pea (スノーピー)
スナップエンドウ、Snap pea (スナップピー)
グリーンピース、Garden pea (ガーデンピー)
エンドウマメ、Pea (ピー)

分類

1,2年草

科属

マメ科 / エンドウ属

花期

12月から10月

花色

赤紫

用途

鉢植え 地植え

環境

耐寒性 日なた

繁殖

種子まき

秋まきの1,2年草。 できる果実や種子は収穫時期により様々な名前で知られる。 平らな若い莢はサヤエンドウや絹さや、中の種子が大きくなり莢ごと食べるものはスナップエンドウまたはスナックエンドウ(商品名)、大きくなった未成熟の種子はグリーンピース、熟した種子はエンドウマメなどと呼ばれる。

豌豆の名前には諸説あり、原産国の一つである都市、大苑国から伝わった豆として豌豆の漢字を当てた説や、 巻きひげが曲がる(苑)様子から豌豆とする説などがある。

エンドウ(豌豆)(1-1) 赤紫色の花の様子(撮影日:2024年11月21日)

2024/11/21 …(1-1) (秋・日なた・鉢植え)

赤紫色の花

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花弁:5枚

花は花弁5枚の蝶形花で、上の大きな旗弁が1枚と左右のひらひらした翼弁が2枚、 その中でおしべとめしべを包んでいる舟弁の2枚がつく(1-2)

エンドウ(豌豆)(1-2) 拡大した赤紫色の花の様子(撮影日:2024年11月21日)

2024/11/21 …(1-2) (秋・日なた・鉢植え)

花の拡大

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おしべ:10本 (2体雄しべ) めしべ:1本
おしべとめしべは舟弁に包まれ外からは見えない。 エンドウのおしべは1本と9本が合着して一塊になったもう1本の2組がめしべを挟むようについている。 自家受粉のみを行い開花時には既に受粉している仕組みとなっている

エンドウ(豌豆)(1-3) 赤紫色の花の全体の様子(撮影日:2024年11月21日)

2024/11/21 …(1-3) (秋・日なた・鉢植え)

全体の様子

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エンドウの茎は巻かず、巻きひげを伸ばして周りにからみつき株を支えている。 マメ科の植物、特にエンドウは連作障害が起こりやすい

エンドウ(豌豆)(1-4) 若い莢の様子(撮影日:2024年12月12日)

2024/12/12 …(1-4) (冬・日なた・鉢植え)

若い莢の様子

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果実豆果

果実の基部におしべの名残が、先端にめしべの名残が見える。 できる果実は円筒形の豆果で中には丸い種子が複数個並んで入っている。 若い莢は種子が小さいため平らな形をしている