風媒花

花粉が風によって運ばれ受粉する花を 風媒花という。

花粉を虫に運んでもらう虫媒花の場合
鮮やかな色の花や良い香りで虫を誘うが
その必要がない風媒花の花は花弁が無いものが多く
香りもなく小さく目立たない。
その分花粉は軽く、風に乗りやすく大量に放出される。

アカマツやスギやイネイチョウオオバコなどにみられる。

図1 アカマツ (赤松)

(図1) アカマツの雄花

花粉嚢(花粉が入っている袋)から
花粉が出ているのが見える。
花弁雄しべ雌しべなどは無い。

アカマツのページ

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図2 イネ (稲)

(図2) イネの花

イネ科の植物特有の穎から
雄しべの白いが突き出ているのが見える。
雌しべはこの付け根にあり
主に自家受粉を行う。

イネのページ

図3 ジュズダマ (数珠玉)

(図1) ジュズダマの花

ジュズダマの雄小穂から雄しべ
垂れ下がっているのが見える。
雌しべ柱頭も同じ根元から突き出る。

ジュズダマのページ

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