ヘラオオバコ (箆大葉子)

ヘラオオバコ (箆大葉子)

Plantago lanceolata

読み:プランタゴ・ランセオラタ

分類

常緑多年草

科属

オオバコ科 / オオバコ属

花期

5月から8月

花色

白 (葯の色)

用途

地植え 雑草

環境

耐寒性 日なた

繁殖

種子まき こぼれ種

常緑性の多年草。葉が箆状なことから箆大葉子と呼ばれる。

花は雌性先熟で、 まず雌しべが先に出て他の株と受粉し、 次に雄しべが出て花粉を出すことで 自家受粉を避ける仕組みとなっている。

ヘラオオバコ (箆大葉子) (1-1) (撮影日:2013年5月25日)

2013/05/25 …(1-1) (春・日なた・地植え)

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花は花茎に小花が密につく穂状花序。 開花時には白いめしべおしべが突き出るため穂は白色に見える

ヘラオオバコ (箆大葉子) (1-2) (撮影日:2013年5月25日)

2013/05/25 …(1-2) (春・日なた・地植え)

花の拡大

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おしべ:4本 めしべ:1本

上部は雌性期で雌しべ柱頭が、 下部は雄性期で雄しべが出ている。 花粉は風に乗って飛ばされる風媒花

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ヘラオオバコ (箆大葉子) (1-3) (撮影日:2013年5月25日)

2013/05/25 …(1-3) (春・日なた・地植え)

全体の様子

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日当たりの良い道端や、やや湿り気のある場所で見られる。葉は細長いヘラ形~披針形でフチは波打つ

オオバコ(大葉子)(2) 果実と種子 蓋果の蓋が開く様子(撮影日:2023年10月31日)

2020/10/29 …(2) (秋・半日陰・地植え)

参考:オオバコ果実

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果実蓋果

できる果実は卵形の蓋果でお椀の蓋を開けたように真横から裂ける。 種子は水に濡れると粘液を出し踏まれると足にくっついてを遠くへと運ぶ仕組みとなっている