コチョウラン(胡蝶蘭)

コチョウラン (胡蝶蘭)

Phalaenopsis orchid

読み:ファレノプシス・オーキッド

コモンネーム:Moss Orchid (モス・オーキッド)

分類

常緑多年草着生植物

科属

ラン科 / コチョウラン属

花期

周年4月から5月

花色

赤,ピンク 複色

用途

鉢植え

環境

非耐寒性 明るい日陰~日陰

繁殖

株分け

東南アジア原産の常緑性の多年草。 木や湿り気のある岩壁に気根を伸ばし着生する着生植物で、 空気中の水分と養分を取って生活する。

学名のファレノプシスは蛾に似ているという意味で、その花の姿から蛾の洋ランとしてモスオーキッドと呼ばれる。 蛾の印象があまり良くないため和名は蝶に喩え、胡蝶蘭と呼ばれる。

コチョウラン(胡蝶蘭) (1-1) 黄色の花(撮影日2023年12月31日)

2023/12/31 …(1-1) (冬・鉢植え・室内)

コチョウランの花

花弁:3枚 萼片:後ろ3枚

花弁は左右に2枚と下に1枚がつく。 下の花弁はリップと呼ばれる唇弁で3裂し、中央裂片はさらに先端が2裂する。 リップは花弁が変化したものと言われる。

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コチョウラン(胡蝶蘭) (1-2) リップ(唇弁)とコラム(蕊柱)の様子(撮影日2023年12月17日)

2023/12/17 …(1-2) (冬・鉢植え・室内)

リップとコラムの様子

花の中央にはコラムと呼ばれる蕊柱が伸びる。 この先端にはおしべめしべがつく。

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コチョウラン(胡蝶蘭) (1-3) 花粉塊を包む葯帽(撮影日2023年12月31日)

2023/12/31 …(1-3) (冬・鉢植え・室内)

花粉塊を包む葯帽

先端には2つの花粉塊がつきそれを三角形の薄い葯帽が包み保護している。 この部分がおしべに相当する。

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コチョウラン(胡蝶蘭) (1-4) 黄色の花 横から見た花粉塊と葯帽(撮影日2023年12月23日)

2023/12/23 …(1-4) (冬・鉢植え・室内)

横から見た花粉塊と葯帽

三角形の先端の後ろ側には粘着体があり、訪れた虫に付着し葯帽と花粉塊が丸ごと花から外れる仕組みとなっている。 外れるとめしべ柱頭が現れる。

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コチョウラン(胡蝶蘭) (1-5) 楕円形の葉の様子(撮影日2023年12月17日)

2023/12/17 …(1-5) (冬・鉢植え・室内)

葉の様子

葉形:楕円形

やや肉厚で光沢があり、互生する。 直射日光に当たると日焼けしてしまう。

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コチョウラン(胡蝶蘭) (1-6) 黄色の花 全体の様子(撮影日2023年12月17日)

2023/12/17 …(1-6) (冬・鉢植え・室内)

全体の様子

草丈:30~100cmほど

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コチョウラン(胡蝶蘭) (1-7) 黄色の花 円錐花序の様子(撮影日2023年12月31日)

2023/12/31 …(1-7) (冬・鉢植え・室内)

花序の様子

花は円錐花序で下から上へと咲く。

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