スイートアリッサム
Lobularia maritima
読み:ロブラリア・マリティマ
ニワナズナ (庭薺)
コモンネーム:Sweet Alyssum (スイートアリッサム)
分類
落葉多年草(1,2年草扱い)
科属
アブラナ科 /
ロブラリア属
花期
2月から6月、
9月から10月
花色
ピンク
紫
白
用途
鉢植え 地植え
環境
半耐寒性
日当たりの良い場所(夏は日陰)
繁殖
種子まき
南ヨーロッパ原産の夏季落葉性の多年草。短命で夏の暑さに弱いため
夏を避けて春に開花させる、秋まきの1年草としても扱われる。
秋まきの場合発芽してから冬を迎え年を越して開花するため1,2年草または越年草とも表記される。
以前はアリッサム属に分類され、甘い良い香りがするためSweet Allyssum (スイートアリッサム)と呼ばれる。
2016/12/13 …(1-1) (冬・地植え・半日陰)
花は柄のある小花を均等につける総状花序で球形~ドーム形になる。
草丈は高さ15cm~20cm程の地を這うほふく性でロックガーデンなど乾燥した場所のグランドカバーにも向く。
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2016/12/13 …(1-3) (冬・地植え・半日陰)
葉の様子
葉は線形~披針形で鋸歯の無い全縁で互生する。
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2016/12/13 …(2-1) (冬・地植え・半日陰)
ピンク色の花の未成熟の果実
できる果実は卵形の短角果。
果実の中には表と裏を仕切る銀色の隔膜がある。
2016/04/14 (春・日なた・地植え)
参考:ナズナの隔膜の様子
短角果が裂開し種子を散布した後は銀色の隔膜が残る。
ナズナの隔膜は果実を扁平なハートの中央で左右に仕切り(仕切った断面は楕円形)
スイートアリッサムは扁平な卵の表と裏で仕切る。(断面は卵形)
2016/12/13 …(1-2) (冬・地植え・半日陰)
花序が上に伸びる様子
花序が伸びた姿もナズナによく似ている。
球形だった花序は次第に上へ伸びドーム状となり
下の方の花は果実となる。
2016/12/13 …(1-4) (冬・地植え・半日陰)
子房が果実になる様子
写真左や右のまだ花弁がついたままの花の、子房が膨らんできている様子が見える。
2016/12/13 …(2-2) (冬・地植え・半日陰)
暑さと多湿に弱いため夏は直射日光を避け日陰で水はけと風通しの良い涼しい場所で
多湿と蒸れを避け、また霜に当たると枯れてしまうため冬は日当たりの良い室内で育てる。
夏に弱いため、主に秋に種を播いて春に開花させる秋まきの1年草(1,2年草)として扱われる。
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2012/08/01 …(3) (夏・地植え)
夏の開花の様子
日本の気候では夏に特に弱いが原産国ヨーロッパの気候では野生化するほど丈夫だそう。
2008/10/07 …(4) (秋・地植え)
秋の開花の様子
花期は春と秋の2回あり、春に種を播くと秋に開花が楽しめる。
発芽率は高く種子まきで増やせる。