セラスチウム・トメントスム、ナツユキソウ(夏雪草)
コモンネーム
Snow in Summer(スノーインサマー)
鉢植え 地植え グランドカバー
耐寒性 日当たりの良い場所(夏は日陰)
種子まき 株分け さし木
常緑性の多年草。高温多湿に弱く夏越しが難しいため、 暖かい地域では秋まきの1年草としても扱われる。秋まきの場合発芽してから冬を迎え 年を越して開花するため1,2年草または越年草とも呼ばれる。 日当たりと乾燥した場所を好み、高温多湿に弱いため、夏は日陰の涼しい場所に置き 水はけと風通しを良くして蒸れるのを防ぎ育てる。 耳菜草の耳は葉がネズミの耳に似ているためで、菜は食用とされたため。 白い毛に覆われている耳菜草として白耳菜草と呼ばれる。
2015/05/13 …(1-1) (春・地植え)
花は2出集散花序。最初に先端に花がつきその下から多数分枝する。
ほふく性で地を這うように地面に広がるシルバーリーフのためロックガーデンなど乾燥した場所のグランドカバーに向く。
初夏に一面に白い花が広がる様子から海外ではSnow in Summer(夏雪草)とも呼ばれる。
2015/05/13 …(1-2) (春・地植え)
花の拡大
開きかけの花柱(左上)と開いた花柱(右下)が見える。
花弁は5枚で先端は2裂する。雄しべが10本に雌しべが1本、
雌しべの花柱は5本つく。
子房上位のため花の奥に緑色の子房が見える。
2015/05/13 …(1-4) (春・地植え)
できる果実は円柱形の蒴果。
熟すと上部が裂け、その縁にギザギザの裂片が残る。属名セラスチウムはこの裂片 Cerastes(角状の)に由来する。
中には腎臓形の茶色い種子が多数入っている。
種子まき、さし芽、株分けで増やせる。
シロミミナグサ