Callicarpa japonica
読み:カリカルパ・ジャポニカ
タマムラサキ(玉紫)、ミムラサキ(実紫)
コムラサキ(小紫) (園芸品種)
コモンネーム:Japanese Beautyberry (ジャパニーズ・ビューティーベリー)
日本原産の冬季落葉性の低木。 以前はクマツヅラ科に分類されたが 現在はシソ科に分類される。 秋ごろに紫色の小さな球形の果実を密につけ 古くから切花としても親しまれる。 その実の姿から玉紫(タマムラサキ)、実紫(ミムラサキ)と呼ばれる
2022/07/26 …(1-1) (夏・鉢植え・日なた)
薄紫色の花
花序は先ず頂点に花がつきその下から多数分枝し複数の小花をつける集散花序。 よく似た姿の園芸品種のコムラサキは葉腋の近くから、 ムラサキシキブは葉腋から茎を伸ばし茎先に花序を対につける。 花は筒状の合弁花で 花冠の先端は4裂し外側へ開き 雄しべと雌しべは 花冠から長く突き出る
2022/07/06 …(1-3) (夏・鉢植え・日なた)
対になって並ぶ葉と花序
葉は長楕円形でフチには細かい鋸歯があり対生する。 ムラサキシキブはフチ全体に鋸歯があるものが多く コムラサキは上半分だけ鋸歯があるものが多い
2022/07/06 …(1-4) (夏・鉢植え・日なた)
全体の様子 (花)
丈は高さ2m~3mほど。日光不足下では花つきが悪く実が少なくなってしまう。 日なたや日当たりの良い場所で多数の花をつけ多数の実となる さし木や株分けで増やせる。
2022/07/026 …(1-5) (夏・鉢植え・日なた)
枝の様子
枝の中央には開花中の花が、先端の方にはつぼみが、 根元の方には未成熟の実が見える。 花は枝の基部の方から先端へと咲く
2022/09/01 …(1-9) (秋・鉢植え・日なた)
色づき始めた果実
ムラサキシキブの名前の由来には諸説あり、実が重なり合う姿からムラサキシキミ(敷実、重実)またはムラサキシゲミ(重実、茂実)と呼ばれ それがムラサキシキブへ転訛したという説や 実の美しさを平安時代の紫式部に例えたという説がある