アリサエマ・ウラシマ
落葉多年草 (球根植物)
Arisaema urashima
地植え
耐寒性 日陰
分球
2023/04/14 …(1-1)
テンナンショウ属の植物は、小さい株の時は雄性となり、大きく充実した株の時は雌性となる。
仏炎苞で隠れている部分には肉穂花序があり、
雄性の時には多数の雄花群が、雌性の時には多数の雌性群が多肉質な花軸に密生する。
この花序の先端に付属体がつき、仏炎苞の外へと伸びる。
付属体を伝って虫が登るそうだが、付属体の役割はわかっていない。
2023/04/14 …(1-2)
全体の様子
花の基部から1枚の長く大きな葉が出る。
地中には塊茎 (球形の球茎)があるが凍結に弱いため、
冬は凍らない場所で育てるか、掘り上げて保管しておく。
2023/04/14 …(1-3)(春・地植え・日陰)
葉の様子
葉は鳥足状複葉で、楕円形の小葉約15枚で一つの葉を構成している。
球根植物は花後から葉が枯れるまでの間に栄養を蓄えるが、
強い直射日光に当たると葉が枯れ休眠してしまう。
2008/07/24 …(2) (春・地植え・日陰)
未成熟の集合果の様子
株に雌性群の花が咲いた場合、やがて果実となる。
肉穂花序は雌性群の多数の花の一塊で一つの花となり、
集合果を作る。この一塊で一つの果実となっている。
2013/--/-- …(3-2)(春・地植え・日陰)
付属体が伸びる様子
葉や仏炎苞が伸びるより先に、付属体が伸びている。
2023/05/01 …(1-4) (春・鉢植え・日陰)
鉢が置いてある日陰の様子
付属体の先が(1-1)の4月14日(咲き始め)では前に垂れていたが、
5月1日では後ろに垂れている。